第134回目「金持ち父さん貧乏父さん〜その2/3」(ロバートキヨサキ著)

<ポイント>

  • ファイナンシャルIQを高める
  • リスクに立ち向かう
  • 学ぶ姿勢を持つ

<対象となる人>

  • 金持ち父さんになりたい人
  • 投資に興味のある人
  • ファイナンシャルリテラシーを高めたい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 有益な情報(法律)を知る
  • 目的を達成するという度胸を持つ
  • そこから何を学ぶか学べるかを考える

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • 良い意味で度胸を持つことは大切。リスクや恐怖を理由に何もしないより、実施した方が良い。失敗したことを考えて立ち止まっていても何も進まない。こういうことは多くの人は分かっていると思うが、実際に進めない人が多いのはなぜだろうか。

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金持ち父さんの六つの教え
1.金持ちはお金のためには働かない
2.お金の流れの読み方を学ぶ
3.自分のビジネスを持つ
4.会社を作って節税する
5.金持ちはお金を作り出す
6.お金のためではなく学ぶために働く

第四の教え:会社を作って節税する

  • ひとたびお金の味を味わった政府の食欲は大きくなる一方
  • 金持ちは中流以下の人間と同じルールではゲームをしない
  • 金持ちを中流以下の人間を分け、金持ちをはるかに有利な地位に立たせているのは、会社という法的な組織が持つ力についての知識
  • 法律を知らないと「高くつく」→自分が正しいとわかっていれば、反撃するのを恐れることはない
  • ファイナンシャルIQ:4つの専門分野の知識からなる
    • 1.会計力:ファイナンシャルリテラシー、自分の「帝国」を築きたいと思っている人には不可欠の技能
    • 2.投資力:投資とは「お金がお金を作る科学」
    • 3.市場の理解力:需要と供給の科学
    • 4.法律力
  • 会社を持っている金持ちは
    • 1.稼ぐ
    • 2.お金を使う
    • 3.税金を払う
    • 会社のために働いている人々は
    • 1.稼ぐ
    • 2.税金を払う
    • 3.お金を使う

第五の教え:金持ちはお金を作り出す

  • 個人の才能の開花を邪魔する最大の要因が、過度の「恐怖心」と「自信のなさ」にある
  • 頭がいい人よりも「度胸のある」人の方が成功への道を先へ進んで行く
  • ほとんどの人が、人生最大のチャンスを目の前にしながらそれを見過ごしてしまい、一年たってほかの人が金持ちになってからそのチャンスに気がつく
  • たいていの人は一つしか解決法を思いつかない−一生懸命働いてお金を貯める、それでも足りなければ借金をする
  • 「なにかいいことが起こらないかな・・・」と待っているタイプの人は、いつまでも待ち続けることになりかねない
  • 投資の対象は刻一刻変わっていく
  • ファイナンシャル・インテリジェンスを支える四つの柱についてよく知れば、お金を作るのは本当に簡単
  • 「見る目」を肥やせば肥やすほど、チャンスは増える
  • 大きなチャンスは目に見えない。頭を使って感じ取るもの。→たいていの人はお金に関する訓練を受けていないため、目の前のチャンスを見逃してしまう。
  • 投資を自分で作り出す人になるには
    • 1.ほかの人が見過ごすチャンスを見つける技術
    • 2.資金を集める技術
    • 3.頭のいい人間を集めて組織する技術
  • 学ぶことはたくさんあるが、そこから得られるものは計り知れないほど大きい
  • どんなことにもリスクはつきもの⇒だからこそ、それを避けるよりもうまく乗り越える方法を学ぶことが大切

第六の教え:お金のためではなく学ぶために働く

  • お金に関することになると、ほとんどの人が持っている唯一の技術は「一生懸命働くこと」だけだ
  • Job=Just Over Broke(まさに破産しそう)の頭文字
  • 従業員は首にならない程度に一生懸命働き、経営者は従業員が辞めない程度に給料を与える
  • 『いくら稼げるか』ではなく『何を学べるか』で仕事を探しなさい
  • 人生はスポーツジムに行くのによく似ている→スポーツジムへ通うとき、一番辛いのは「行こう」と決心するとき⇒決心さえつけばあとは楽
  • 世の中には、才能があるのに貧乏な人たちがあふれている→彼らが貧乏だったり、経済的に苦しんでいたり、才能に見合わない収入しか得られない原因は、彼らが持っている知識、才能にあるのではなく、彼らが「知らない」ことにある
  • 本当の金持ちになるためには、「もらう」だけでなく、「与える」こともできなければならない



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):知っている人だけが、それを使って得をする。
  • れ(例):ITでも使い方を知っている人は、使い方を知らない人より多くの有益な情報を得ることができる。
  • ゆ(ユニーク点):知らないということは、損をする原因となる。
  • か(仮説):まずは、やってみてそこから学ぶ姿勢が大事。
  • い(意見):プロジェクトにも、人生にもリスクはつきもの。リスクを避けて通ろうとするか、リスクに立ち向かって勝利を得ようとするか。何もやらずにおくか、チャレンジしてみるか。どっちの生き方が振り返った時によいだろうか。恐怖を克服する度胸を持つことと決断が大事。

<気付き>
リスクにどうぶつかって行くかは、自分の人生をどうしたいか、どういう人生を送りたいかということにも通じる。人生の中には、腹をくくって、立ち向かって行くべきときがある。そこで、本当に腹をくくる度胸があるか、すなわち自分の目標、自分の生き方にきちんと向い合えるか。そういうことを考えさせられました。

<今日の一言>
「恐怖を克服する度胸を持とう。」



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第133回目「金持ち父さん貧乏父さん〜その1/3」(ロバートキヨサキ著)

<ポイント>

  • まずは決断力
  • お金持ちになる方法を学ぶ(お金を知る)
  • 自分のビジネスを持つ

<対象となる人>

  • 金持ち父さんになりたい人
  • 投資に興味のある人
  • お金について勉強したい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • お金に働かす
  • 心と感情を使う
  • 代価を払う

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • お金持ちになりたい人は多いと思う。そして、投資等のリスクを冒せば可能になりそうなことも感じている。だが、行動に移す前にその人にとっての「安全」を考えてしまう。本当の安全は安定した職につき、一生懸命働くことだろうか。

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金持ち父さんの六つの教え
1.金持ちはお金のためには働かない
2.お金の流れの読み方を学ぶ
3.自分のビジネスを持つ
4.会社を作って節税する
5.金持ちはお金を作り出す
6.お金のためではなく学ぶために働く

第一の教え:金持ちはお金のためには働かない

  • チャンスは来たと思ったらすぐに行ってしまう。すばやく決断すべきときがいつかを知るのはとても大切なこと。
  • 人間はだれだって人生につつきまわされている⇒人生から教訓を学んで先に進んで行く人はとても少ない
  • 多くの人は、人生につつきまわされ、されるがままになっていただけ→心の奥底で、危険を冒すことを恐れている⇒本当は勝ちたかったのに、負けるのが怖くて勝利の感激を味わおうとしない
  • 中流以下の人間はお金のために働く⇔金持ちは自分のためにお金を働かせる
  • たいていの人は恐怖が原因でひとところで働き続ける
  • お金に関する教育が自分に足りないことが問題なのだと気づく人はほとんどいない
  • 自分の感情に正直になって、自分にとって悪い方にではなく、自分のためになるように心と感情を使う
  • たいていの人は恐怖や欲望を自分のためにならないように使ってしまう⇒それが無知のはじまり
  • 馬をあやつる人間は、馬を自分の望む方向に行かせることができるかもしれないが、馬自身は決して手に入らないニンジンを追いかけ続けるだけ
  • 人間の一生=「無知」と「啓蒙」のあいだの絶え間ない戦いである
  • 『自分に見えていないことが何かあるんじゃないか?』というふうに自問すれば、感情的な思考を断ち切って、はっきりした頭で物事を考える時間ができる

第二の教え:お金の流れの読み方を学ぶ

  • 人生で大事なのはどれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ち続けることができるか
  • 金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない
  • 金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。
  • 資産が何かってことがわかって、それを手に入れればそれだけで金持ちになれる
  • 資産は私のポケットにお金をいれてくれる
  • 負債は私のポケットからお金をとっていく
  • 金持ちになりたいなら、ただ「資産を買うこと」に生涯を捧げればよい⇔中流以下にとどまっていたい人は負債を買えばいい
  • 「一生懸命に働くのはいいことだ」とだけ教えられ、「自分のためにお金を働かせる」方法を知らないでいるため、必要以上に働き続けることになる
  • 「穴におちこんでいると気がついたら、穴を掘るのをやめなさい」
  • 学校は雇い主としてではなく、雇われる側の人間として優秀な人間を育てるための場所
  • 投資そのものが人を危険にさらすことはない。人を危険にさらすのはお金に関する知性の不足だ。
  • フラーの言うこと→資産欄からのキャッシュフローと、支出欄からの支出を比較した測定方法
  • 金持ちは資産を買う
  • 貧乏人の家計は支出ばかり
  • 中流の人間は資産と思って負債を買う

第三の教え:自分のビジネスを持つ

  • マクドナルドの創始者レイ・クロウ:会社の経営戦略上のビジネスの基礎はハンバーガーを売ることにあるが、それと同時にいつも店舗の立地のことを考えていた⇒現在、マクドナルド社は一つの会社としては世界最大の不動産を所有している
  • 中流以下の人の大半がお金について保守的である理由=「余裕がないから危険は冒せない」と言って安全策をとりがちな最大の理由⇒財産の基礎が整っていないため⇔だからいまの仕事にしがみついているしかない⇒安全な道を選ぶしかない
  • 「自分のビジネスを持つ」⇒本当の意味での資産を増やし、それを維持すること



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):お金に働いてもらえば、お金がお金を生む。
  • れ(例):良い投資をすれば、投資し額が増えていく。すなわち、お金がお金を作ってくれる。
  • ゆ(ユニーク点):自分のためにお金を増やす方法を知ることがお金持ちになる方法である。
  • か(仮説):良い資産を持つと、それがお金を運んでくれる。
  • い(意見):何事を行なうときも、何に焦点を当てるかの決断が大切。絶対にやるという決断がないと何事も前に進まない。金持ちになることに焦点を当てれば、金持ちになる方法を学ぶことが必要。

<気付き>
以前も記載しましたが、一生懸命働いて金持ちになるという価値観は、今の時代は「筏の譬え」でいう筏になっているのかも知れません。その辺りは、個人個人が自分で判断し決断すべきこと。すべての始まりは、己の決断から始まる。

<今日の一言>
「自分の焦点を何にあわせるべきか、決断しよう。すべては己の決断から始まる。」



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参考)「筏の譬え」:簡単に言うと、以下のとおりと思います。旅人が大河を渡るために、筏を作り、それで河を渡った。筏は大河を渡るのに非常に役立った。これで大河を渡ることができ、旅を続けられる。この筏は非常に役立ったので、この筏をこれから担いで旅をして行こう。
あなたは、あなたの筏を背負ったまま行動していませんか。



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第132回目「金持ち父さんの金持ちになるガイドブック〜2/2」(ロバートキヨサキ著)

<ポイント>

  • いい負債と悪い負債を知る
  • 間違いには正面から立ち向かう
  • 事実を正確に把握する

<対象となる人>

  • お金持ちになりたい人
  • 投資に興味のある人
  • お金に働いて欲しい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 間違いから学ぶ姿勢を持つ
  • 資産と負債を正しく区別する
  • 古い考え方に固執しない

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • 良い借金というものがあるのだろうか。普通の人は借金に追い立てられることを嫌う。だから借金はしたくない。良い借金をするとは、具体的にどうやればできるのだろうか。

この本に興味を持てば→金持ち父さんの金持ちになるガイドブック -悪い借金を良い借金に変えよう


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4.クレジットカードを切り刻むことの値段

  • いい負債と悪い負債の違いを知らなければならない
  • 間違いを犯したあと、嘘をついたり、人のせいにしたり、否定したり、あるいは間違いを犯していないふりをしたりするのは、せっかくの間違いを無駄にしているようなものだ
  • 最も大きな意味を持っていた教えの一つ⇒間違いに正面から立ち向かい、そこから学び、同じ間違いをしないという教え
  • いい借金:「だれかがきみたちの代わりに返してくれる借金」⇔悪い借金:「きみたちが汗水流して返す借金」
  • 金持ちの方が貧乏な人より借金をしている。違いは、金持ちはいい借金をしていて、中流以下の人たちは悪い借金をどっさり背負い込んでいる点だ。
  • 借金の力を尊重し、それをうまく利用する人は、自分では思いもよらないほどの金持ちになる可能性を持っている
  • 金持ちになりたかったら、「もっと多くの」借金をする方法を知る必要があるし、借金の力を尊重する方法と、その力をうまく利用する方法を学ばなければならない
  • 支払いをするための資産を見つけてくる
  • 人生で欲しいと思っている物を買うためのキャッシュフローを生み出す資産をいい借金で買う→資産からのキャッシュフローは、あなたのお金があなたのために働いていることを示している
  • 賃貸不動産→銀行はきみにお金を貸してくれるが、それを返すのは借家人
  • 金持ち父さんの不動産投資哲学→主にキャッシュフローに基づいている→月末にプラスのキャッシュフローがあるかどうかを見る
  • ラットレースから抜け出したい人→勤労所得、ポートフォリオ所得、不労所得の三つの異なるタイプの所得について学び始めた方がいい
  • お金を稼ぐのに、ただ職に就くよりも楽でいい方法があると気づくのが早ければ早いほど、あなたとあなたの家族の将来が経済的に豊かになる可能性が増える
  • もっと一生懸命「働く」のではなく、もっと一生懸命に「投資して」それを手に入れよう
  • あなたの家は本当は銀行の資産
  • 投資対象になる資産の主なもの=1.ビジネス、2.不動産、3.紙の資産
  • 金持ちになりたかったら、銀行が欲しがるものを与えなくてはいけない

5.本当はどのくらいの借金をしているか

  • 自分のキャッシュフローをコントロールできるようになりたいと本気で思っている人がすべきこと
    • 1.自分の財政状態を把握する
    • 2.自己抑制する
    • 3.目的地に連れていってくれる「ゲームプラン」を立てる
  • 借金を減らすための手段
    • 1.最初に自分に支払う
    • 2.ドゥーダッズ(無駄使い)と呼んでいる支出を切り詰める
  • キャッシュフロー管理計画
    • A.まず自分に支払う:投資用の貯蓄口座に預ける、この口座に入れたお金は本格的に投資を始める準備ができるまで絶対に引き出してはいけない
    • B.個人的な借金を少なくすることに焦点を合わせる
  • 借金をすくなくする
    • 1.クレジットカードの未払い残高が膨大になったら・・・
    • 2.毎月の給料から決まった額のお金を残す
    • 3.残したお金を一つのクレジットカードの返済に回す
    • 4.一つの支払いが終わったら、次のカードの支払いをする
    • 5.クレジットカード、消費者ローンの支払いが終わったら・・・
    • 6.借金を全部返済し終わったら・・・
  • お金の使い方に関する習慣を管理する
    • 現金で払う習慣を身につける
    • 衝動買いをやめる方法を身につける
    • 予算を守る
    • 少し余分な収入を得る
    • 電気代を節約する
    • 保険契約を見直す
  • お金をどのように使っているか、「きちんと見張る」習慣をつける

6.変化の値段

  • 間違いを犯すことを恐れている人たちにとっては、何もしないでいたり、同じことをやっている方が楽な場合が多い
  • 多くの人は、変化したとしてもたいていの場合、同じクワドラントの中でしかそれをやらない
  • 「本当に億万長者になりたいのは誰か?」と人に聞く時、私はその人に、自分から進んでクワドラントを変わる気があるかどうかもたずねる
  • 多くの人が際に行動して不動産を買うことができないのは、感情的に問題を抱えているからだ
  • たいていの人が偉大な富と経済的自由を達成できない大きな理由の一つは、ただ単に、彼らが間違いを犯すのを恐れているからだ
  • 「間違いを犯すな」「安全で、安心できる仕事に就け」「せっせと働き、お金を貯め、借金をしないようにしろ」という考え方⇒このような経済的な自由よりも安全の方が大事だという人にとってはいい考え方⇔できるだけ短期間で億万長者になりたいと思っていた人にとっては悪い考え方
  • 多くの人たちの場合、億万長者になるための代価=古い考え方を見直し、どの考え方を変える必要があるか見つけ出すこと
  • 「仕事(ジョブ)」というのは産業時代に生まれた考え方⇒産業時代の古いルールにしがみついている人はみんな、情報時代の新しいルールに適応している人たちから金銭的に遅れをとる



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):普通の人は給与収入に頼っている率が高い。だから、ある程度までのお金しかたまらない。
  • れ(例):本当のお金持ちは、自分でビジネスを持っている人か、投資等で土地をもっている人。確かに、長者番付でも不動産収入の人が多い。
  • ゆ(ユニーク点):借金には、悪い借金と良い借金がある。
  • か(仮説):間違いに正しく向き合わないと、せっかくの学びのチャンスを逃してしまう。
  • い(意見):失敗を恐れない感情が大切。安全を望むあまり、安全から遠ざかっているのかも知れない。金持ちは金持ちにあるべく、金持ちになるための考え方とそれを実践しているであろう。

<気付き>
今までと違う方法、時代の流れに乗っている人が勝ち組みになっている。勝ち組みになって金持ちになる人は、戦略と目的を持っている。そして、目的を達成するためには、失敗を失敗のままとせず、そこから正しく学ぶことができているのだろう。

<今日の一言>
「失敗を失敗としてとらえず、『失敗はないそこには学びがある』と考えよう。」



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第131回目「金持ち父さんの金持ちになるガイドブック〜その1/2」(ロバートキヨサキ著)

<ポイント>

  • お金持ちの考え方とは
  • 社会に出てからの評価とは
  • 所得の種類とは

<対象となる人>

  • お金持ちになりたい人
  • 投資に興味のある人
  • お金を生み出したい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 何かを得るためには代価を支払う必要がある
  • 社会に出てからは学校の成績は関係ない
  • 何を知っているかより、何を知らないか

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • 自分が思い描く金持ちとはどういう人たちのことあのだろうか。そこが分かれば、今の自分のお金に対する考え方が分かるのかもしれない。そして、お金持ちはお金に対してどのように思い、何を勉強してきたのだろうか。

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0.ミリオネア

  • 大きな富を手に入れるには、そのために支払わなければならない代価がある。そして、その代価は必ずしも「いくら」とお金で測れるわけではない。
  • たいていの人は金持ちになりたいと思っている。ただ、みんなそのための代価を支払いたがらない。

1.けちになることの値段

  • 「何かを得るために支払う代価は、いつもお金で測れるとは限らない」
  • 「人生は楽であるべきだと考えるのは怠け者だけだ」
  • 私たちはだれもが才能を持っているが、それと同時に、自分で克服しなければならない課題を抱えている。
  • 「物事がもっと簡単ならいいのに・・・」と思い始めると、自分が怠け者になりかかっている
  • 安全だけを求める人は、決して本当に安全に感じない⇔(ニュートンの法則(作用・反作用の法則、万有の法則)の)等式の一方の側に対する代価は払っても、全部を支払わない。万有の法則を犯しているため。

2.間違いの値段

  • 「私は銀行で学校の成績表を見せろとは言われたことは一度もない」
  • 成功する人間と平均的な人間との違いの一つ⇒批判にどれくらい耐えられるかである
  • 平均的な人間はあまり多くの批判に耐えられない⇒だから、リーダーになれない→批判されること、ほかの人が自分のことをどう思うか、どう批判するかを恐れて生きている
  • 人から批判されるということ=少なくともその人がきみたちの存在に気付いていることを意味する⇒誰からも批判されないことの方を心配すべき
  • 人生でやるべきことは、何をやろうときみたちを嫌う33%の人間を無視して、中間にいる33%を、きみたちを愛してくれる33%に組み入れるように、できるだけの努力をすること
  • 多くの大人は自分の経済状態についての成績表をもらったりしない――手遅れになるまで

3.教育の値段

  • 情報時代に必要な教育:1.学問的教育、2.職業的教育、3.ファイナンシャル教育
  • 教育の程度には関係なく、たいていの人の場合、その人が「何をしっているか」よりもむしろ「何をしらないでいるか」の方が高くつく
  • ある人の基本的ファイナンシャル・インテリジェンス(お金に関する知性)をむしばむのは、基本的ファイナンシャル教育の欠如
  • 銀行の人に、銀行にとって何が大事か聞きなさい。そうすればお金に関して何が重要かわかる。⇒銀行の人が見たがるのは(学校の成績ではなく)財務諸表
  • 三つの異なるタイプの所得がある⇒勤労所得、不労所得ポートフォリオ所得
  • 収入の欄を見るだけで、その人、あるいはその会社が金持ちになるか、貧乏になるか、または中流になるかがわかる
  • 中流以下の人は給料に焦点を合わせる(勤労所得)→できるだけ高い給料がもらえる仕事をさがす⇔金持ちは利息や配当、不動産等の所得に焦点を合わせる(不労所得およびポートフォリオ所得)→これらの所得が彼らを金持ちにする
  • 投資できるものは二つしかない→時間とお金⇔たいていの人は時間やお金をファイナンシャル教育に投資しない
  • あなたが「知らないでいる」答えの数、あなたが失敗し、それでも立ち上がり、人のせいにしたり、自分に嘘をついたり、正当化したりせずに、間違いを正し、そこから何かを学んで前進した体験の数、それがあなたの成功を測る尺度
  • たいていの銀行員が金持ちでない理由→彼らがギャンブラーでないから⇔たいていのギャンブラーが金持ちでない理由→彼らが優秀な銀行員でないから
  • 運(LUCK)は「適切な知識のもとに行なう努力(Laboring Under Correct Knowledge)」を意味する



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):失敗を失敗で終わらせないためには、そこから謙虚に学ばなくてはならない。そうすれば、失敗は成功に繋がる一つの経験となる。
  • れ(例)エジソンは、電球作成の実験中に爆発を起こしてもそれを失敗とは思わなかった。そのときエジソンは、爆発する方法を発見したとともに、電球を作ることができない方法を一つ学んだと考えた。エジソンには失敗はなく、そこには学びがあった。
  • ゆ(ユニーク点)中流以下の人は給料に焦点を合わせている。
  • か(仮説):お金持ちになるには、給料だけの収入ではなく、資産からの収入を増やす必要がある。
  • い(意見):お金持ちになるには、お金持ちになるための勉強が必要。要するに、何に焦点を当てるか、焦点を当てたものを勉強していくかが、その道で成功する必要条件となる。

<気付き>
先日、キャッシュフロー101というゲームをする機会がありました。ラットレースから抜け出せずに終わりました。その後、キャッシュフローゲームを考案したのがロバート・キヨサキ氏であることを教えていただき、氏の本を読んでみることとしました。今までの自分の考えは、著者の言う古い考え、中流以下の人の考えに当てはまっている。考え方を変えないと、ラットレースからは抜け出せないと痛感。この本のあとには、金持ち父さん貧乏父さんも読む予定です。著者の考えに共鳴して、何かを実施している人がいれば、是非アドバイスをお願いします。

<今日の一言>
「まずは、相手のことを良く知ること。お金持ちになるなら、ファイナンシャルインテリジェンスを高めよう。」



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第130回目「地図で読み解く 合戦の日本史〜4」(歴史の謎研究堺編)

<ポイント>

  • 技術の差が勝敗の差
  • 現実を知る
  • トップの方針・指導で決まる

<対象となる人>

  • 日本史が好きな人
  • 近代日本形成に興味のある人
  • 時流を的確に掴みたい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 西欧で既に平和団体があった
  • 強いものから学ぶ・真似る
  • 時代の変わり目には天才が生まれる

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • 近代戦争を見ても武器・技術、物量を持っているものが力の差となっている。これを企業に置き換えるとどうなのだろうか。確かに、ITを上手く運用している企業は優位に立っているところがある(特に、グローバルな世界では)。技術、物量をもっていないところは、どう戦っていけばよいのだろうか(ノウハウやその他のもので勝負していく)。

この本に興味を持てば→決定版 地図で読み解く合戦の日本史


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4.江戸・明治時代
(1)大坂冬の陣・夏の陣:1614年/1615年 難攻不落の大坂城攻略で、家康が仕掛けた謀略
(2)島原の乱:1637年〜1638年 攻防四ヶ月、島原に立てこもる一揆勢になされた非情の殉滅作戦
(3)シャクシャインの乱:1669年 アイヌの誇りをかけた決死の蜂起の真相

  • 和人によるアイヌ支配は十五世紀に入り、道南地方に和人が定着し始めたあたりから始まった

(4)大塩平八郎の乱:1837年 大塩の決起が幕府にあたえた意外な波紋

  • 町奉行所与力による反乱ということで、この事件が幕府に与えた影響は大きく、幕府は改革(天保の改革)を余儀なくされる→これが行き過ぎたため一層庶民の反発を招き、倒幕運動の呼び水ともなる

(5)薩英戦争:1863年 熾烈な激闘の果てに生まれた討幕の気運

  • この交戦で薩摩藩は西洋の軍事力が日本のそれをはるかに上回っていることを知る⇒驚嘆し、攘夷の無謀を悟った
  • 英国軍は、鹿児島湾で薩摩と交戦した際、砲撃によって城下や一般市民にまで被害が及んだ→フランスなどの宗教団体や平和団体に知られるところとなり、彼らがそのことを英国に強く抗議⇒英国は強硬姿勢を崩さざるを得なくなった
  • その後、薩摩と英国は急接近する⇒両者は新密度を増し、維新への流れを加速する一因ともなる

(6)禁門の変1864年 幕府と長州軍の激戦で三日間燃え続けた京都

  • 六月五日、長州の尊攘派を激昂させる決定的な騒動が京都で起こる⇒「池田屋事件」→新撰組によって主だった尊攘派の同志が処断されたことで、長州では報復論が沸騰、ただちに上洛軍が編成された

(7)長幕戦争:1864年〜1866年 長州との戦いで完膚なきまでに打ち破られた幕府の揺らぎ

  • 禁門の変後、姿を隠していた桂小五郎木戸孝允)が帰藩し、さらに、その桂が一人の逸材を登用して藩の軍制改革にあたらせた→その逸材とは軍事の天才、村田蔵六大村益次郎)→蔵六の指揮のもと、長州軍は戦術も装備も徹底して西洋式に改められた
  • 実はこのころ薩摩藩は敵であるはずの長州藩と同盟を結ぶ運動を水面下で進めていた⇒両者を仲介したのは土佐の坂本竜馬だった
  • 何と言っても、装備に雲泥の差があった⇒幕府軍のそれは戦国時代に使っていた骨董品のような火縄銃、対する長州藩は最新のミニエー銃を装備していた
  • 幕府ともあろうものが一地方藩に軽くひねられたというので、その権威は地に堕ち、今まさに命運が尽きかけようとしていた

(8)戊辰戦争:1868年〜1869年 鳥羽・伏見、会津箱館・・・、激闘の果てに見えた新しい時代

  • 新政府軍大総督府参謀であった西郷隆盛旧幕府軍総裁勝海舟との間で秘密交渉が進められていた→江戸・高輪において西郷と勝が会見し、江戸無血開城が決まる→三月十四日に行なわれた二人のこの会談によって間一髪、江戸は焦土になることをまぬがれた
  • 約一年半に及んだ戊辰戦争終結をみた⇒その間、あまりにも多くの人が倒れ、血を流した⇒そうした尊い犠牲を踏み越えて明治近代国家は誕生した

(9)西南戦争:1877年 最強薩摩軍団の決起と、田原坂の攻防戦

  • 「雨は降る降る 人馬は濡れる 越すに越されぬ 田原坂・・・」
  • 田原坂:熊本城の北方にあり、城を築いた加藤清正は城北防衛の要地と考えていた
  • この田原坂で政府軍と西郷軍は十七日間、間断なく弾を撃ち合った
  • 源平から明治維新まで武家の世はおよそ七百年間も続いた
  • 西郷隆盛こそは、その永い武家の世に終止符を打つために−言い換えれば日本を封建国家から近代国家に生まれ変わらせるために天がこの世に遣わした男だった



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):少ない人数で戦うには、最新の技術、戦略がより重要になる。
  • れ(例):小さな企業でも、そこにしかできない技術を持っていれば世界でオンリーワンになっているところもたくさんある。
  • ゆ(ユニーク点):自分(自分達)に足らないところが明確で、そらが将来的に必要であれば、(すぐに今の誤りに気づいて)修正できるかどうかが大切。
  • か(仮説):今のやり方に執着していると、やがてそれが古く使い物にならなくなって将来の戦いに負けてしまうことになる。常に、次を考える目をもつことが大事。
  • い(意見):最近、また強さを取り戻している日本女子バレー。柳本監督は、3Dバレーに取り組んでいるという。そして、これが完成するときは、イコール、それ自体が古い戦法になっているときであるとも言われている。そういう考え方をする監督だからこそ、次々と新しいことを研究し取り組んでいき、結果、チームが強くなってきたのかも知れない。

<気付き>
「筏の譬え」で釈尊が語ったように、上手くいったことに執着していると、それが次に前に進むことの障壁になってしまうことがある。いつも、原理原則や信念はしっかりと持っていた方がよいが、それ以外のものは次を見据えて考え、そして、良いものは積極的にまねて行きたい。自分の昔の成功にとらわれ、それが時代遅れにならないように。

<今日の一言>
「時の流れを見据え、自分の成功に執着せず、良いものは積極的に取り入れていこう。」



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参考)「筏の譬え」:簡単に言うと、以下のとおりと思います。旅人が大河を渡るために、筏を作り、それで河を渡った。筏は大河を渡るのに非常に役立った。これで大河を渡ることができ、旅を続けられる。この筏は非常に役立ったので、この筏をこれから担いで旅をして行こう。
あなたは、あなたの筏を背負ったまま行動していませんか。



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第129回目「地図で読み解く 合戦の日本史〜3」(歴史の謎研究堺編)

<ポイント>

  • タイミングを逃さない
  • 自分を冷静に見詰める習慣
  • 運を味方につける

<対象となる人>

  • 日本史が好きな人
  • 戦国時代を生き抜く知恵を学びたい人
  • 時流を的確に掴みたい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 占いより冷静な分析
  • 素早い決断が運命を呼ぶ
  • 自分を戒める術を持つ

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • 勢いに乗っている時ほど、ちょっとしたことを見落とし落とし穴に入ってしまう可能性はある。現在の勝ち組みと負け組みの差も、同じようなところに勝敗を分ける要因があるのだろうか。特に、現代の方が時間の流れが速い。従って、より素早い決断と分析力、将来への読みが大きな差になるのであろうか。

この本に興味を持てば→決定版 地図で読み解く合戦の日本史


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<抜粋>(かっこ内は私の意見)
青(客観重要、まあ大事)赤(客観最重要、すごく大事)緑(主観大切、おもしろい)


3.戦国時代
(1)厳島の戦い:1555年 中国の覇権をかけた戦いで、毛利元就がとったある秘策

  • 厳島合戦が行なわれた時、毛利元就は59歳
  • 安芸国を統一したときはすでに54歳になっていた
  • 二万の大軍を擁する陶軍に対し、毛利軍はわずか四千足らず→得意の謀略戦を仕掛ける
  • 狭い島に陶軍をおびき寄せることで大軍の利を失わせ、奇襲をかけやすくする狙い
  • 陶軍の本営では翌日に総攻撃をかけることで軍議はまとまりかける→大将の晴賢が吉兆を信じ待ったをかけた→3日後に延期→その間に毛利軍の応援がきた⇒最初に予定した日に総攻撃をかけていれば勝敗はどちらにころんだか分からない
  • この勝利によって毛利元就の名は全国にとどろいた

(2)長良川の戦い:1556年 生き残りをかけた父と子、その戦いの結末
(3)川中島の戦い:1553年〜1564年 甲斐の虎と越後の竜、両雄が塗り替えた戦国地図

  • 戦国を代表する二大巨頭が互いに牽制した消耗戦を繰り返した⇒漁夫の利よりしく織田信長という新時代の旗手が台頭していく

(4)姉川の戦い:1570年 川面が血で染まる大激戦を制した信長・家康連合軍
(5)石山合戦:1570年〜1580年 全国の一向宗徒の決起に、信長が選んだ方法とは
(6)三方ケ原の戦い:1572年 戦国列強の武田軍団に、若き家康はどう挑んだか

  • 武田軍の通過をこまねいて見過ごし、織田信長の領内にでも侵入されたら、同盟者の信長に対して言い訳ができない→信玄も恐ろしいが、信長はもっと恐ろしい
  • さすがの家康も自暴自棄になり、敵中に突入して斬り死にしようとした→近侍の者に止められた
  • 三方ケ原の戦いの直後、家康は絵師狩野探幽に命じて自分の姿を描かせている→敗軍の将となり、こけた頬を左手で支え、落ち窪んだ両眼は異様に光り、今まさに苦虫を噛み潰している表情⇒後年、家康はことあるごとにこの絵を眺めては、己の戒めとした

(7)長篠の戦い:1575年 新兵器「鉄砲」が持っていた本当の意味
(8)本能寺の変:1582年 信長の野望を打ち砕いた明智光秀、謀叛の真相
(9)高松城攻防戦:1582年 鬼謀神のごとし・・・高松城攻めで見せた秀吉の真骨頂

  • 秀吉のもとにやって来たのは味方の援軍ではなく、主君信長の横死を知らせる使者であった→それも、もともと明智光秀が毛利方に共闘態勢を呼びかけるために放った使者→夜間で秀吉の陣を毛利の陣を間違えて入ってきた・・・信長の死の翌日、6月3日夜半のこと
  • 秀吉は一刻も早く毛利方と和議を結ぶ必要があった
  • もしも、信長の死を知らせる使者が秀吉方に迷い込まず、毛利方に到着していたら、戦局はどう変化していたか分からない⇒秀吉が、比類なき強運の星の下に生まれた男だと言われる所以

(10)山崎の戦い:1582年 「中国大返し」の裏側と天王山の決戦

  • 光秀は見方になる武将の抱き込み構成に積極に動いていた⇒あまりにも早く秀吉が戻ってきたので、中途半端で終わってしまった
  • 信長襲撃という大事件を電光の素早さで成功させた光秀であったが、突発的に行ったクーデターであっただけに根回しが充分でなく、周囲の理解や賛同を得ることはかなわなかった

(11)賤ケ岳の戦い:1583年 北国の雄・柴田勝家を破った豊臣秀吉の智謀とは
(12)小牧・長久手の戦い:1584年 秀吉と家康が激突した最初で最後の合戦
(13)小田原城攻防戦:1590年 秀吉が満天下に見せつけた、空前絶後の攻城戦

  • 秀吉来るの報に北条方は連日軍議を開き、対抗策を練った。しかし、難攻不落をうたわれた小田原城に篭もって戦うべきか、それとも打って出て箱根山で迎撃するかで意見が二分し、結論はでなかった。 ⇒ 長引くだけで意見がまとまらない会議を「小田原評定」と言うようになった

(14)文禄の役慶長の役:1582年/1587年 秀吉が朝鮮半島に攻め込んだ本当の理由

  • 共通の敵を作ることで国内統一を図る狙いもあった

(15)関ヶ原の戦い:1600年 “天下分け目の合戦”の知られざる経緯

  • 関ヶ原の名はもともとこの近くにあった不破関にちなむ→古代、不破関は軍事・交通の要衝⇒この関所より西がすなわち「関西」と呼ばれるようになった
  • 天下分け目の決戦も終わってみれば、東軍の圧勝→西軍の将でどうにか国元に逃げ帰ることができたのは薩摩の島津義弘のみ



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):タイミングを逸してしまったり、油断すると、敵に逆転するチャンスを与えることにもなる。油断大敵。
  • れ(例):相手に形成を立て直す時間を与えてしまうと、一気に形成逆転ということも有りうる。
  • ゆ(ユニーク点):家康は自分が味わった悔しさ、惨めさを忘れることなく、己の戒めとし続けた。浮かれている時に、冷静になる自分を作る時間を持つことは大事。
  • か(仮説):調子に乗っていると、ついつい自分を見失ってしまい、自分の力を過信してしまうことがある。いかに冷静にあることが難しいか。逆に、常に冷静に物事を判断できれば、何事においても高い視点で考えることができる。
  • い(意見):自分と取り戻す術を身につけておきたい。

<気付き>
占いをそのまま信じてしまうと、タイミングを逃し、結果的には取り返しのつかないことをしてしまうこともあるのではないか。占いなんかを信じないで、周りの情勢を見る判断力、分析力をもち、自分で責任を持って判断することで自分の人生は開かれていく。

<今日の一言>
「タイミングを逃さないためにも、冷静に周りを見て、自分の判断で責任を持って行動しよう。」



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第128回目「地図で読み解く 合戦の日本史〜2」(歴史の謎研究堺編)

<ポイント>

  • 戦略が人数の少なさをカバーする
  • 神風信仰のルーツは
  • 心をつかむには

<対象となる人>

  • 日本史が好きな人
  • 時代の変化を歴史に学びたい人
  • 合戦からビジネスを勝ち抜くヒントを得た

<Principle(面白いこと3点)>

  • 異国には自国の戦法・戦い方は通じない
  • 正当に評価しないと不満を生む
  • しかるべき人の意見に耳を傾けないと自滅する

So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>

  • ゲリラ戦法で20倍以上の敵を相手に戦えるのか。その土地や戦法、戦略の方が物量を凌ぐことができるのか。(最近ではベトナム戦争もゲリラ戦法で勝利した?)

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2.鎌倉・室町時代
(1)承久の乱:1221年 鎌倉武士を奮い立たせた「尼将軍」大演説の真相
(2)文永の役弘安の役:1274年/1281年 二度の襲来の後に待っていた本当の「国難

  • 三別抄の乱で高麗軍が三年間持ちこたえてくれたことが、日本にとって幸いした→その間、襲来が予想される北九州沿岸に防塁を築いたり、必要と思われる兵力を手当てしたりできた
  • 鎌倉武士の合戦は個人による騎馬線が基本であり、正々堂々と名乗りあってから干戈を交えるというパターン→異国(元)の侵略者にそんなルールは通用しなかった⇒「われこそは・・・」と名乗りをあげたところを元の兵に囲まれ、よってたかって討ち取られてしまった
  • 火薬を使った武器も、威力こそ大したことはなかったが、その破裂音に人よりも馬が驚いた
  • 慣れない土地で野営し、日本軍から奇襲されることを恐れた⇒結果的にこれがアダになった⇔その夜、北九州一帯を暴風雨が襲った⇒湾上を埋め尽くした元の船が今はすっかり消えていた(暴風雨で元軍が海中の藻屑となった)
  • その後、海岸沿いに堅固な石塁を築き、元軍を容易に上陸させなかった⇒元軍はこの防備をさけ、長崎・平戸方面からの上陸を試みる⇒再び、暴風雨が長崎地方を直撃する
  • 京都や奈良の寺社では連日、異国退散の大規模な祈祷が行なわれた⇒この後、元軍が壊滅した⇒「日本は神国であり、国難の際には神風が吹く」という信仰、思想が日本人の心に植え付けわれてしまった
  • この神風信仰さえなければ敗戦が早まり、日本の被害はもう少し抑えられていたと指摘する歴史家もいる
  • 文永・弘安の両役では、参陣した御家人たちはまったくのただ働き←今回のような合戦の場合、侵略者を追い払っても一寸の土地も増えることはなかった
  • これを契機として御家人たちの心が鎌倉幕府から離れていき、幕府体制は崩壊の道をたどる

(3)正中の変・元弘の変:1324年/1331年 各地の勢力に火をつけた後醍醐帝、二度の倒幕計画
(4)湊川の戦い:1336年 わずか五年で散った楠木正成の「本懐」とは

  • 幕府の軍勢二十万に対し、楠木軍は千に満たなかった
  • 幕府軍の武士たちは正成軍が次々と繰り出すゲリラ戦法に面くらう
  • 金剛山いまだ陥落せず」の報に全国の討幕派は奮い立つ→正成が幕府軍の主力を河内に引きつけている間に討幕派の勢力は拡大し、幕府勢力は急速に疲弊
  • 王朝政治の復活をめざす建武新政は、武士や庶民が台頭しはじめた社会に大きな亀裂を生む⇒武士階級の不満を代表するかのように、敢然と反旗を翻したのが足利尊氏
  • 尊氏は、功績に対しては必ず厚い恩賞で報い、新政権に不満を持つ武家の指示を集めていた
  • 正成の献策が朝廷に受入れられていれば、歴史は大きく変わっていたかもしれない

(5)観応の擾乱:1350年〜1352年 足利尊氏・直義の骨肉相食む争いの行方
(6)永享の乱嘉吉の乱:1438年/1441年 幕府の「矛盾」をさらけ出した二つの内乱
(7)応仁の乱:1467年〜1477年 天下を二分する戦乱と戦国の幕開け


<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):人心の心を掴むものが指導者の器を持つものである
  • れ(例):命をかけて戦った行いが報われないと心が離れ、不満が募る。逆に功績にちゃんと報いてあげると、その人のためにまた頑張ってくれる。
  • ゆ(ユニーク点):国民の思想は、歴史の中で、それもある時点の場合であっても、形成されている。
  • か(仮説):神風という思想は、元の襲来時に暴風雨が日本を救った時からずっと日本人のDNAに中に入り込んでいる。
  • い(意見):歴史は、その国の国民性や思想背景を学ぶことができる一つの方法である。

<気付き>
今の時代でも、自分のやってきたことが報われないと不満を持つ。成果主義が横行しているが、正しく評価されないと不満が溜まってしまい、正しく評価される部署あるいは会社に移っていく(特に優秀な人ほど)。正当に評価することが、組織を正しい方向に発展させていく。

<今日の一言>
「その国の歴史の中に、国民性を知ることができ、ひいては自分の考え方のルーツを知ることができる。」



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