第59回「PMP受験対策〜アウトプットから憶えるPMP対策」(その5:人的資源)
使用する本は以下の通りです。
・PMBOKガイド:2000年版
・Porject Management Professional(PMP教科書)(翔泳社)
・PMP試験実線問題(オーム社)
・よくわかるPMP認定試験合格対策(技術評論社)
・PMP試験対策講座1 基礎編(翔泳社)(→iPOD等に録音し通勤時間等で聞くと良)
・Pmp Exam Prep(Rita本)(随時使用)
このブログでは、各プロセスのインプット・ツールと技法・アウトプットを、アウトプットを中心に理解しながら憶えていくことに重点をおきます。
私が考えるアウトプットからみたストーリーを記載しますので参考にして下さい。但し、見るだけでなく、必ず自分なりの言葉で整理しなおし、口に出して憶えてみてください(オートクライン機能を活用してください)。また、他によい憶え方があれば教えてください。
※暗記用カードを作成しました暗記用カード(一部誤りを改訂、コミュニケーションマネジメントプロセスを追記)
便利だと思ったら→人気blogランキング
うりゃPMP(>-<;)さんも暗記用資料を作成されているみたいです→うりゃPMP(>-<;)
<5回目:プロジェクト・人的資源・マネジメント>
1.組織計画
プロジェクトでの役割、責任、および報告関係を明確にし、文書化し割り当てる。
- <インプット>
- ①プロジェクトのインタフェース:組織間のIF、技術IF、個人間のIF
- ②要員に対する要求事項:どのレベルの人がいつ、どのくらい必要か。
- ③制約条件:母体組織の組織構造、労使交渉協定、予定された要員配置、PMの好み
- <ツールと技法>
- ①テンプレート:過去の類似Pj
- ②人事慣行
- ③組織論
- ④ステークホルダー分析
- <アウトプット>
- ①役割と責任の割り当て:責任分担マトリックス(RAM)
- ②要員マネジメント計画書:いつ、いかに要員が配属され任務を解かれていくかをまとめたもの
- ③組織図:報告・命令系統を図式化したもの
- ④詳細資料:職務記述書、組織設定の影響(組織化で除外した選択肢)
- <アウトプットの確認>:プロジェクトでの役割、責任を明確にするため役割の責任割り当て(RAMの作成)を行う。要員の配置タイミングを要員マネジメント計画書としてまとめる。
- <ストーリー>:プロジェクトでの役割、責任を明確にするため役割の責任割り当て(RAMの作成)を行う。また、要員の配置タイミングを要員マネジメント計画書としてまとめる。 →何を元にして役割を決めるか(インプット):プロジェクトの作業中に発生する報告関係であるプロジェクトのインタフェース(組織間、技術的、個人間)や、どういう要員を割り当てるかを確認するため要員に対する要求事項を元にする。 →どのようにしてアウトプットを出すのか(ツールと技法): 組織の持つチーム運営方針である人事慣行や、どのような組織にするか組織論で考える。
2.要員調達
必要な人的資源をプロジェクトに任命し作業につかせる。
- <インプット>
- ①要員マネジメント計画書
- ②要員プール記述書:要員候補者の特性(経歴、能力、性格)
- ③雇用慣習:組織の方針、運用指針
- <ツールと技法>
- ①交渉
- ②先行任命
- ③調達:母体組織で要員確保できない場合は調達
- <アウトプット>
- ①任命されたプロジェクト要員
- ②プロジェクト・チーム名簿
- <アウトプットの確認>: 必要な要員を任命しプロジェクトにつかせる。すなわち、プロジェクトメンバーを決めるため、任命されたプロジェクト要員、プロジェクト・チーム名簿を作成する。
- <ストーリー>:プロジェクトに必要な要員を集めメンバーとするため、任命されたプロジェクト要員を決める。 →何を元にチームメンバーを決めるのか(インプット):どういうメンバーをプロジェクトに参加させるかを調べるため、要員プール記述書を見る。また、いつどのように要員を確保するのかを確認する必要があるため、要員マネジメント計画書を参照する。 →どのようにしてアウトプットを出すのか(ツールと技法):要員を調達するために他部門長と交渉を行ったり、事前に任命する(先行任命)ことで確保したりする。
3.チーム育成
チームとしてまとまって機能するように、チームとしての能力を高める。チームの成熟度は、成立期→動乱期→安定期→遂行期と推移する。
- <インプット>
- ①プロジェクト要員
- ②プロジェクト計画書
- ③要員マネジメント計画書
- ④実績報告書
- ⑤外部からのフィードバック
- <ツールと技法>
- <アウトプット>
- ①業務遂行能力の向上
- ②業績評価へのインプット
- <アウトプットの確認>:チームとしてのまとめ、チームとしての能力を高めることでチームとしての業務遂行能力の向上を図る。
- <ストーリー>:チームの能力を高め、チームとしての業務遂行能力の向上を図る。 →何を元にチームを育成するのか(インプット):チームを構成するプロジェクト要員に対して行う。メンバーはプロジェクト計画書に従い作業を実施する。また、人的資源については、組織計画のアウトプットである要員マネジメント計画書に記載してある要員の投入時期と引き上げ時期を参考にする。 →どのようにしてアウトプットを出すのか(ツールと技法): チームメンバー(プロジェクト要員)の育成には、一般的なマネジメントスキル(問題解決力、交渉力、コミュニケーション力等)を用いる。また、コミュニケーションを円滑にするため作業場所の集結を実施したり、動機付けのために報酬・表彰制度を活用する。
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