第125回目「牛乳の飲みすぎに注意しましょう!」(外山利通著)
<ポイント>
- 牛乳は本当に栄養食品なのか
- 赤ちゃんに取っての牛乳は
- 日本の牛乳は安全か
<対象となる人>
- 牛乳は健康食品と信じきっている人
- 子どものいる人
- 健康に注意している人
<Principle(面白いこと3点)>
- 乳牛神話は乳業界のために作られた
- 良質のカルシウムは牛乳より小魚・海草・野菜の方が上
- 牛乳は異種たんぱく質
<So What?/True? (Answerは皆さんも考え下さい)>
- 信じてきたもの、信じているもの(例えば、牛乳は健康食品)に対して、根拠をちゃんと考えいるのか。頭の中が汚染されていないか。
この本は、牛乳は危険を含んだ飲み物であることを、データや医師の証言、実例を基にして警笛を鳴らしています。ただ、一方的にこの本を信じるのではなく、反対側の意見も確認してみてください。(そうでないと、ただ情報に流されているだけの人になってしまう)。また、本書の内容は2000年から2004年に掛けての記載事項なので、現在では事業は異なっていることもあるかも知れません。
この本に興味を持てば→牛乳の飲みすぎに注意しましょう!―牛乳神話完全崩壊〈2004年版〉 (危険警告Books)
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<抜粋>(かっこ内は私の意見)
(青(客観重要、まあ大事)、赤(客観最重要、すごく大事)、緑(主観大切、おもしろい))
1.牛乳の飲みすぎに注意
- 「牛乳」=「健康」という短絡的な思い込みは非常に危険
- 母乳が母親の血液からできているのと同様に、牛乳は牛の白い血液⇒本来、人間の赤ちゃんが飲んでよいはずはない(真弓小児科院長 真弓定夫院長)
- 牛乳から和食に切りかえるとぜんそくが治り性格がやさしくなった
- 妊娠中といえども、牛乳は1日200mlまでにしておいた方が無難(ルナ子ども相談所所長 岩佐京子著「牛乳は完全栄養食品ではない」)
- きちんとバランスのよい食事をとっていれば、牛乳に含まれる栄養分は容易に摂取することができる(ルナ子ども相談所所長 岩佐京子著「牛乳は完全栄養食品ではない」)
- 同じ体積で比べると、牛乳よりもご飯の方がカロリーを多く取れる(ルナ子ども相談所所長 岩佐京子著「牛乳は完全栄養食品ではない」)
- 牛乳の飲用量が1日1クオート(1.14l)を越える場合には、鉄欠乏性貧血の危険性が指摘
- カルシウム:牛乳より、実際には、野菜・海草・小魚などの方がずっと多い
2.飲むな、飲ませるな
- 牛乳=異種たんぱく質
- 牛乳:もともと牛の赤ちゃんの飲みもの⇒人間の赤ちゃんが飲んだ場合、牛乳に含まれる異種たんぱく質を受け入れることになる⇒違う動物のたんぱく質が人間の体に入ってくる⇒栄養どころか異物(毒素)を飲み込んでしまうことにほかならない
- 牛乳のような異種たんぱく質が血液の中に入ってしまう⇒赤ちゃんの体はたちまち“拒否反応”が起こり、さまざまなダメージを受けてしまう
- 「人間と牛には何の関係もない。異種たんぱく質である。(体質に)合わなければひどい目にあうのがアレルギー。キノコやフグにも毒があるように、合わない人にとっては毒物。牛の毒だから、“モー毒”。」(岐阜県の医師 亀山静夫氏)
- 牛乳アレルギーは乳糖不耐症とともに、牛乳を断つことが最大の治療
- 「ガンの患者たちが例外なく肉や卵や牛乳、あるいは精白食品をとりすぎている」(お茶の水クリニック院長 森下啓一氏)
- 世界的にみても牛乳哺育とガンの発生の多い地域が一致することを報告(ボストン大学客員教授 G・E・バークリー教授)
- 哺乳類:「離乳機構」をもっている⇒離乳期には、ミルクに特有の糖である乳糖(ラクトース)を分解する酵素のラクターゼが活性低下する
- ラクターゼの活性低下→ミルクを飲んだ子どもは乳糖が消化されないために、腸内発効を起こしてお腹の具合が悪くなる→哺乳類の赤ちゃんは自然におっぱいから離れて、自分で餌を探すようになっていく
- 牛乳に弱い東洋人を中心とする農耕民族:離乳機構が正常
- ヨーロッパ人種やアフリカに住む一部の人種:人類の歴史の過程で大人になってもミルクを飲める民族が生まれた
- 日本人の場合:飲んだとしてもせいぜい200mlがいいところ
- 牛の赤ちゃんですら、離乳期以後はミルク体制が働き、栄養価も下がるために(牛乳を)飲まなくなる
- カルシウムの吸収:日本人がアメリカなどのミルク民族に比べてよほどたくさん吸収して排泄している、骨がもろくなる老人の骨粗しょう症の患者も圧倒的にミルク民族の国の方が多い
- マグサと野菜しか食べていないサラブレッド:立派な骨を持っている
- 新生児に牛乳を与えてはいけないというのが小児科医の鉄則とされている⇒理由は、低カルシウム血症からくるテタニー(筋肉けいれんなどの症状)を起こしてしまうから
- カルシウム:その含有量からいっても海草類、魚介類、野菜類の方がはるかに多い
- カゼインたんぱく:赤ちゃんの発育促進剤として作用している→これがあるから“牛乳っ子”は体が大きくなる⇔しかし、それが子どもにとってよいかどうかは別問題
- 現在、市販されているほとんどの製品は「高温殺菌牛乳」⇒実際には5分間ほどコトコト煮立てた“加工乳”⇒生乳に100g中2mgも含まれているビタミンCが「ほとんどゼロ」まで失われる、ホエーたんぱくの約80%が変性する、脂肪性ビタミンも処理工程でほとんど破壊される
- ヨーロッパには古くから「パスチュアライズド」(パス乳)と呼ばれる低温殺菌法の牛乳がある⇔牛乳の品質からいっても好ましい
- 粉ミルク:どんなに発達しても、母乳に含まれる免疫力などは粉ミルクにはない
- 1981年にWHO(世界保健機構)の総会で、母乳保護をうたった「母乳代替品の販売促進活動に関する国際基準」が圧倒的賛成で制定された⇔日本政府は「乳業の発展を妨げる」として棄権し、国際的な批判を浴びた
- 粉ミルクの容器に赤ちゃんの絵をのせたり、母乳に近づけた、などという表現を使って宣伝するのは、WHOの国際基準で禁止されている⇔日本ではその違反がまかり通っている
- 粉ミルクを飲みつづける⇒免疫力が失われる
- 牛乳への盲信が子どもの言葉の遅れなどを招き、悪化させているのが実情
- 牛乳がビタミン類などの「栄養の宝庫」というのは間違い
- 「もろもろの汚染の中で、もっともおそろしい汚染は、消費者の頭の中の汚染である」(バックミンスター・フラー)
- いまではアメリカのエリート階層は、ことごとく母乳哺育に転じている
- 現にアメリカでは、牛乳が犯罪まで引き起こすという専門家の実証的な研究報告さえ出されている⇒「牛乳摂取への配慮によって、保護しているものの反社会的行動をコントロールできるだろう」(ケント群青少年キャンプ署長 ジョン・ブラウン)
- 最近の若い母親には赤ちゃんを「右抱き」にする人がいる⇒赤ちゃんの心が安定するのは「左抱き」(母親の母心音を聞き取れる)
- 体格がいいイコール健康ではない
- 「牛乳は人間にとって最高の完全食品であると考えられている。しかし、これはウソよりもまだひどい考え方である。牛乳は人間の体の中で有害な粘液を形成するという点で人間にとって最悪の食品である。」(ノーマン・ウォーカー)
- もしも、牛乳が完全栄養食品というなら、人間はみな牛であらねばならない
3.飲めますか
- 乳牛:年中乳を出していると勘違いしている人が多い⇒他の哺乳類と同様に子牛を産んでからでないと乳はでない
- 牛乳の生産量を増やすために昔の乳牛をやめて、アメリカなどで改良された乳量の多い高泌乳牛が輸入され、栄養分の多い濃厚飼料で飼うようになった
- いまの日本の乳牛の実に約半分までが乳房炎に冒されているという専門家の報告もある
- 日本の場合、世界の定義に従った「パス乳」は1%にも満たないというのが実情
- 生産・流通の手間をかけずに経済効率のよい熱処理法を求めた結果、世界の流れに逆行しているのが、日本の牛乳の実情
- 厚生省:「牛乳に高熱を加えることは品質を低下させる」というIDFの勧告さえ無視して“高温滅菌牛乳”を野放しにしている
- 「加工乳」:原則として70%以上の牛乳に脱脂粉乳、無塩バターなどを水に溶かした“還元乳”を加えてある
- メーカーにとっては「加工乳」の方が、ふつうの牛乳よりももうかる
- 「低脂肪乳」(ローファットミルク)と表示された“牛乳”:これも「加工乳」の一種
- 「乳飲料」:その実体はもう牛乳とまったく別のもの。牛乳が20%以下の飲み物。
4.脱牛乳宣言
- アメリカの食料戦略に組み込まれて牛乳が導入された
- 牛乳を完全栄養食品とする“つくり話”は、アメリカで乳業をビッグビジネスに仕立てるために生まれた
- 牛乳の場合には「カルシウムそのものの質も悪い」⇔本当に質の良いカルシウム⇒小魚、海草、野菜類 ⇒ 昔の子ども:粗末ながらも質のよいものを食べていたからこそ、骨が丈夫であった⇔牛乳をたくさん飲んでいるいまの子どもたちの方が、よほど骨が折れやすい
- いまや本家のアメリカでさえも「牛乳をやめよう」とマスコミなどで取り上げられている時代
- 「牛乳は人体にとって有効なものではありません。とりわけ赤ちゃんの身体には良い影響を与えません。牛乳はもともと牛のためのものです。」(新栄養療法のジョナサン・ライト博士)
5.牛乳神話と狂牛病
- 公立学校用の牛乳:200ml37円21銭(2000年度全国平均)で供給→1Lだと約186円⇔スーパーでは150円前後で売っているところもある⇒公立学校の牛乳は安い値段ではない
- 牛乳を学校で飲ませることは、乳業界を保護するための「国策」になってしまっているのではないか(すべては「乳業界」の利益のため、「週間金曜日」2002年5月17日号)
- BSEはなぜ発生しかのか⇒草食性の牛に肉骨粉を与えたから
- 1日5L前後の乳量だった牛が20L超える乳量のスーパー乳牛につくり上げられた⇒その決め手が成長ホルモンと肉骨粉⇒乳房が地上に届きそうなほど巨大に発達したスーパー乳牛はもう奇形牛
- 「2歳を過ぎた子供には乳製品を与えず、肉も最小限にしベジタリアンの食事を与えるのが好ましい」(ベンジャミン・スポック博士、スポック博士の育児書第7版)
- 骨を強くしたり、健康のためには、牛乳や肉よりも日本の伝統食を摂ること
<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)
- こ(根拠):牛乳は牛の血液からできている。人間にとっては異種たんぱく質である。従って、一部の免疫のあるヨーロッパ系、アフリカの一部の人間以外にとっては、身体にとって毒となる。
- れ(例):牛乳をやめるとアレルギーや、成人病、鉄欠乏生貧血が治ったり、骨が丈夫になったり、性格も穏やかになるケースが実例としてある。
- ゆ(ユニーク点):牛乳を飲ませることによって、一番得をしているのはだれか。WHOの指導にも耳を傾けない理由は何か。国策として、乳業界を保護したいことが、垣間見える。
- か(仮説): 牛乳は異種たんぱく質。また、スナックばかり食べている、甘いものばかり食べている子はキレやすいということが言われているように、食事が性格に影響を及ぼす可能性があることも十分考えられる。従って、牛乳を飲むことで、アメリカでの一部報告があるように、反社会的行動を起こす原因の一つになることも考えれる。(勿論、飲む量によるでしょう。)
- い(意見):学校で日々出されるものであるから、牛乳は健康食品ということを本を読むまでは何の根拠もないが信じていた。バックミンスター・フラー氏がいうように、頭の中が汚染されていたのかも知れません。常識と思っていることを疑って、真実を知る目を持つことが大切ですね。
<気付き>
牛乳は最近ではあまり飲まないが、子どもには(上記が本当なら、その危険性を知らなかったとは言え)薦めていました。乳製品は結構好きなので、摂りすぎには注意しなくてはなりませんね。
<今日の一言>
「頭の中が汚染されないように、常識と思われていることでも、いろいろな側面から見て判断していこう。」
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その他資料:
牛乳体にいいというサイトと悪いというサイトについては牛乳が体にいいというサイトと悪いというサイトを同時に教えてください
他には
悪いというサイト:
牛乳には危険がいっぱい、健康に関する重要ニュース、よっちゃん@兵庫のきままなサイトさん
良いというサイト:
10代女性の生活習慣の乱れに危険信号!、牛乳の安全衛生、牛肉や牛乳・乳製品は安全です、
その他:
健康・安全について考えよう、子育て相談室
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