第102回目「企業論文の書き方」(永田恒一著)

<ポイント>

  • 論文をうまくかくには

<対象となる人>

  • 論文を記述する人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 苦労して経験と時流を参考にテーマとする
  • 本論を書いて序論、結論
  • ひらめきを残す

この本に興味を持てば→図解・企業論文の書き方―日本IBM・SE論文10年連続入選の経験に学ぶノウハウ


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論文は久しく書いていない。この本を読んで、自分自身のPRとして、自分の成長の証として論文を記載していきたいと思いました。
本書には、論文の作成チャートも記載されており、記載する上での注意点が分かりやすくかかれています。
<抜粋>(<<>>内は私の意見)
青(客観重要、まあ大事)赤(客観最重要、すごく大事)緑(主観大切、おもしろい)


1.手順

  • 「苦労した経験」という切り口でテーマを探すことを提案する
  • 本人でも初めはどこに創意工夫があったのか自覚していないことが多い
  • 苦労した経験を選び、つぎにその経験を時流に乗った視点から論じることができるかどうかを検討する
  • 重要なこと=テーマの範囲が自分の論文にとって適切かどうかということ
  • 複数の経験を共通のテーマによって、くくることができないかを検討する
  • ひらめきが生まれたとき⇒箇条書きでも文章の切れ端でも、とにかく書いていく <<書かないと忘れてしまいますからね。私もアイデアメモをよくひらめく風呂場においています。>>
  • 「本論を書いてしまった後で、序論および結論という二個の独立の小建築物を作るべきだろう」(清水幾太郎著、論文の書き方)
  • 論文として必要なもの=「テーマについて創意工夫や主張を適切な筋立てと論文構造の中で表現する」
  • 「論文は証明である」=結論に達する論理性が厳しく求められる

2.取り組み方と計画、設計

  • 「忙しくて時間がない」からこそ三ヶ月という期間を提案する
  • ひらめきを生む
    • 論文のテーマについて深く考え、部品を生み出そうと模索すること
    • ひらめきが生まれやすいような環境を作ること
    • ひらめいた内容をメモに残す
  • 論文は決して短い時間の作業でなく、進捗状況を見ながら作業を進めていくことが大切
  • 筋立てと論文構造の設計を重要視する
  • 要約:短い文できっちりと必要性や有用性をアピールする
  • 序論:テーマについて論じる必要性をアピールして、論文の読み手や論文審査委員に問題意識を共有してもらう
  • 本論
    • ①課題の掘り下げ
    • ②事例の概要説明
    • ③問題解決方法、主張、提言、手法の提示
    • ④他の方法との比較
    • ⑤結果の評価
    • ⑥さらに問題点と解決方法

3.わかりやすい文章に

  • 筋道の展開を予測させる接続詞を要所要所に使っていく
  • 「脳が理解しやすいのは文章より図解」(久恒啓一著)
  • 最低限の文章技法
    • ①長すぎる文章を分割する
    • ②主語と述語を離さない
    • ③難解な語句・言い回しを、平易な表現にする
    • ④誤字・脱字・誤変換を訂正する
    • ⑤「である」調と「です・ます」調の混在を避ける
    • ⑥表現の重なりを避ける
    • ⑦論理的に意味のない修飾語を避ける
    • ⑧あいまいな表現を避ける
    • ⑨重複部分の発見、修正
    • ⑩用語や表記の統一



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):いかに自分のやってきたこと、考えを理論立てて説明するのが論文。だから、テーマは自分の経験だけでなく時流にも乗ったものを選択し、筋立てと論文構造を重視して記載する。
  • れ(例):相手に通じない論文は意味がない。分かりやすい論文は、目次がしっかりして、筋立てがしっかりしているものである。
  • ゆ(ユニーク点):本論を書いたあとで、序論及び結論をくっつける。
  • か(仮説):本論がしっかりしていないといけない。序論は本論を纏めたもの、結論は本論から最も言いたかったことを纏めたもの。従って、本論を完成させてから記載しても良い。
  • い(意見):書かないと上達しない。まずは、書くことが大事。ただ、闇雲に書くのではなく、本書に記載されていることを参考にし、また、他の良い論文を参考にして記載して行きたい。

<気付き>
論文を書く機会が減ってきたように思う。著者が言うように、三ヶ月毎に記載していきたい。書くことが、考える能力に繋がると思う。また、後で振り返った時にも必ず役に立つであろう。
<今日の一言>
「自分が実施した仕事や経験のエビデンスとして論文を書こう。その際、筋立てと論文構造の設計を重要視しよう。」



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