第101回目「子どもの意欲を引き出す NLP活用事例集 VOL.1」(チーム・ドルフィン著)(その3(最終回))

<ポイント>

  • 失敗にくじけないようにするには
  • 相手を理解するには

<対象となる人>

  • 子どもに自信を持たせたい人
  • 自分をより前向きにしたい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • コミュニケーションとは相手の意欲を引き出すこと
  • 過去を見つめなおし、成功体験に入れ替える
  • 相手の立場、第三者の立場で考えてみる

この本に興味を持てば→子どもの意欲を引き出す―NLP(神経言語プログラミング)活用事例集〈Vol.1〉 (NLP(神経言語プログラミング)活用事例集 (Vol.1))


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NLPを活用例の最終回です。コミュニケーションの取り方一つで、肯定的で意欲を持たせることができるか、自信を持たせる(持つ)ことができるかが分かります。
人は心で動いている。だから、心を気持ちよく、強くすることが大切。そのためのテクニックがNLPにあるようです。
<抜粋>(<<>>内は私の意見)
青(客観重要、まあ大事)赤(客観最重要、すごく大事)緑(主観大切、おもしろい)


4.スキルを使う

  • 例)否定的な言葉・考えを取り除く
    • 面接のときに「どうしよう」という焦りの言葉が自分自身にささやく、次の面接も心配→「どうしよう」という気持ちになり、それが苦しくなるんだね→できればやり直したい→その嫌な声を消そうよ→どうやって→あなたを励ましたり、認めてくれた言葉ってどんな言葉?なんて言われた時うれしかった?→「大丈夫、ちゃんとできるね」って言われたとき、嬉しかった→「どうしよう」っていう声が聞こえたら、「大丈夫、ちゃんとできるね」っていう声があなたを包むと思ってみよう。そして、「どうしよう」っていう声が聞こえるとスイッチを切ってみよう→「ぶちっ」って言いながらスイッチを切ってみた⇒自分でコントロールできるようになり、気持ちが落ち着き、苦しくなくなった
    • 反省はいらないから、どうだったら良かったか、次にどうしたいかだけ考えよう
    • 「コミュニケーションとは、相手の意欲を引き出すこと」という意図を持って言葉をかけていく
  • スイッシュ(NLPのスキルの一つ):
    • ビジュアルスイッシュ:その人にとって不快であったり、意欲を失わせるような出来事の映像を、肯定的な、その人にとって意欲がわくような映像に、瞬時に入れ替えるスキル
    • オーディトリースイッシュ:不快な声や音声を、肯定的な声に入れ替えるもの
  • 例)相手の立場になる
    • 仲の良い二人(A、B)。AがBを無視するようになった。Aには理由がわからない。二人を仲直りさせたい
    • Aに来てもらう→向かいの席にBが座っていると思わせる→(向かいにいると想像している)Bの様子を尋ねる→(向かいにいると想像している)Bに対してAが思っていることを伝えてみる→(向かいにいると想像している)Bに、無視するようになった理由を述べる→今度は、Bの立場になって(自分自身である)Aに対しての思いを(考えた上で)述べてみる(これでBの気持ちを考えてみる機会が与えられる)→二人をみてこれからどうしたいのかを考えさせる→今度はBに来てもらい同じようにさせる→元通りに仲良くなった
    • ポジションチェンジ:人は第一のポジション=その人自身の位置、第二のポジション=相手の位置、第三のポジション=その両者を見ている ⇒ 客観的な善意の第三者の位置で、世界を見たり、聞いたり、感じたりしていると考える。
    • クライアントのポジションを変える事によって、クライアントのものの見方に変化を起こし、クライアントの持つ人間関係の問題を解決することがある。これが、ポジションチェンジというスキル
  • 例)不登校保健室登校)の生徒を教室復帰へ
    • 嫌な体験をして、それから自信がなくなり、言いたいことが言えなくなった保健室登校
    • フォビアを使って嫌な体験を取り除く
    • 嫌な時の体験を思い出すとどういう感じがするか→今度は、目の前のスクリーンに楽しいときのことを思い出して映してみさせる→嫌な体験を映し出す→何度か繰り返して逆回し→冷静に受け止められるようになる→自分で目標を探し不登校もなおり前向きに進みだした
    • フォビアプロセス:嫌な体験の映像を、スクリーンに映し、それを映写室という安全な所から逆回しにして見るというスキル。そのことによって、その体験の事実に付随している感情や感覚の組み換えが可能となる。
  • 人は心のひずみがあってもちょっと苦しくても生きてはいけるので、心の問題に気がつかないふりをしているのが普通。しかし、子どもは親の心のちょっとしたひずみを見事に映し出す。
  • どんな自分になりたいか⇒NLPを学び始めてから、いつも自分に「どうしたいの?」と聞くようになった。自分が求めているものは何だろう?と自答自問するようになった。
  • 例)小さい子どものしつけ
    • 以前は、パジャマからなかなか着替えず遊び始める子どもに対して、「はやくしなさい。おもちゃは捨ててしまう」と怒っていた→子どもは半べそをかきながらだらだら着替えていた
    • 「今日は何の服を着ようか。青かなグリーンかな?」と聞き、自分で服を選んで自分で服を着た子どもをほめてあげることにした→得意げにたんすから服を出し、着替えるようになった。そして、子ども自身も自信がついてきたようにみえる。
    • 大声で子どもの失敗を叱責して得られることは、子どもの泣き声と、疲れです。そして、子どもは、失敗することを恐れ、怒られることにびくびくするようになり、自信を失う。 
    • 失敗したとき、「本当はどうしたかったの?」と、聞いてくれる大人がいることで、子どもは失敗を恐れず、意欲を持てるようになります。失敗してもいい、そこから学ぶことが大切なんだということを知っていく。 



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):失敗を悔やんでいたり、責めていても何も解決しない。そこから

前に進むことが大切。

  • れ(例):トラウマではないが、ひどい失敗をしてしまったり、失敗を繰り返しそれを悔やんでいると、自信がなくなったり、慎重になり過ぎたり、チャレンジ意欲を失ったりすることがある。それを次のステップへのエネルギーにできれば、今度はより上手くやってやろうという気持ちが出てくる。少しニュアンスは違うが、チャップリンがどの作品が良いかと聞かれたときに「Next」と言ったようにより自分を高めていくにはチャレンジ精神が必要。
  • ゆ(ユニーク点):コミュニケーションは意欲を引き出すこと。これは、自分自身に対しても、相手に対しても言えること。
  • か(仮説):自信をつけるためには、失敗を責めるのではなく、そこから次に進むための言葉やNLPのスキルを使って、自信を持ち次に目を向けていく。次に目を向けることで、人は前向きな気持ちになれる。
  • い(意見):失敗を悔やまない。失敗はない、そこには学びがあるという気持ちと、何がしたい、どうしたいと自問自答することで目標を見失わないようにしたい。

<気付き>
自分が何を求めているかを明確に強烈に、そして使命感を持っていれば、失敗から学ぶことができる。「何をしたいのか、どうしたいのか」という自問自答を自分に投げかけて、自分自身に対する舵をきちんと取っていきたい。
<今日の一言>
「自分をプラスにスイッチする言葉や仕草を持とう。アウトカム(目標)を見失わなければ、失敗を恐れる必要はない。次の新しいフェーズに進んで行こう。」



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