第94回目「NLPのすすめ 優れた生き方へ道を開く新しい心理学」(ジョセフ・オコナー、ジョン・セイモア著)(その3)

<ポイント>

  • 人の考えを観察するとはどういうことか。
  • 自分の感情をどうコントロールするか。

<対象となる人>

  • 自分の能力を高めたい人
  • 自分を鼓舞してプラスの考えを出したい人

<Principle(面白いこと3点)>

  • 身体の徴候で考えを知る
  • アンカーを作り自分をプラスに持っていく
  • 自分に期待する

この本に興味を持てば→NLPのすすめ―優れた生き方へ道を開く新しい心理学


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心と身体がいかに結びついているかが理解できたと思います。今日は特に心の状態について見ていきます。
<抜粋>(<<>>内は私の意見)
青(客観重要、まあ大事)赤(客観最重要、すごく大事)緑(主観大切、おもしろい)


3.心の状態
(1)キャリブレーション

  • 心と体は完全に一つ⇒考えはすぐに生理学的なものに影響するし、その逆も真である。 <<その人が何を考えているかは、その人のしぐさのどこかに現れるということですね。そう言えば、プロ野球ではピッチャーの癖をみて、牽制するかどうか研究されていると聞いたことがあります。無意識に牽制するかどうかという考えが癖として体に現れているのですね。人とのコミュニケーションを良くするには相手を観察することが大切ということです。>>
  • 顕在化(NLP用語):ある人をある心理状態に導く過程
  • ある感情の状態を顕在化する一番簡単な方法=その感情を経験したときのことを思い出してもらうこと
  • 経験を思い出すとき、外から眺めるのではなく、その中にいるようにすることが大切
  • 自分を顕在化する⇒できるだけ完全に、生き生きと経験を思い出すこと <<5感、感情を伴ったイメージを持つということでしょう>>
  • キャリブレーションNLP用語):人々がどういう状態にいるかを見分けること
  • キャリブレーションの訓練:外部(身体)に現れた徴候を読んでそれを当てる。例えば、友達に好きなことと、あまり好きでないことを考えてもらい、どちらを考えているかを当ててみる。 <<キャリブレーションが身につけば、相手の意図、考えがわかり、よきコミュニケーションを築くためのラポールを成立させやすくなりそうです。>>
  • キャリブレーション:訓練すればするほど上達する。

(2)アンカー

  • アンカー(NLP用語):生理学的な状態に結びついて、それを引き起こす引き金になるような刺激
  • 自然に起こるプラスのアンカーの例:好きな写真、心地よい匂い、愛人の特別な表情や声の調子などがある <<ロッキーのテーマを聞くとファイトが沸いたり、好きな人の近くにいるとドキドキしたりしたことってありますよね>>
  • ある感情を引き起こすもの=すべてアンカー
  • アンカーはどうやってできるか。
    • 1 反復:危険なことと赤色がいつもセットになっていれば、赤は危険とアンカーされる。
    • 2 感情が強力でタイミングが適切なら、アンカーはたった一回で成立する:面白くてエキサイティングなことはすぐに覚えてしまう
  • 感情を伴う度合いが少なければ少ないほど、多くの反復が必要となる <<ということは、感情を伴う、五感で感じるようにイメージすれば、アンカーが形成されやすいということ。目標の達成は、具体的に感じるようにしましょう。>>
  • 言葉はアンカーとなる
  • 多くの人たちの人生は(まだ再評価されていない)過去の出来事に由来した恐怖のために不必要に制限されている。
  • 今までよりリソースに満ちた状態にあれば、確実に行動が改善される。
  • リソース・アンカーの作り方(過去におけるプラスの感情をリソースとして現在に移し、自由に使えるようにする手順)
    • 1.触運動覚的アンカー:試合でピンチになったときに拳を作って気合をいれる仕草とかです。
    • 2.聴覚的アンカー:頭の中で自分に言い聞かせる言葉でよい。自分はできるとかです。
    • 3.視覚的アンカー:自信に満ちていたときに見たものを思い出してもよい。
    • 4.リソースに満ちた状況を生き生きと再現してそのときの自信をはっきりと経験し直す
  • 全身でリソース状態を感じるためには、そのときと同じ活動を行うとよい
  • 「体験は貴方に起きることではなく、貴方に起きたことを貴方がどうするか」である(アルダス・ハクスレイ)
  • アンカーを用いればクライアントを驚くほど速く変化させられる
  • 「個人の歴史を塗り替える」=苦悩に満ちた記憶を現在の知識で再評価する技法
  • イメージ:たとえ架空のことでも、極端な行動を起こさせるに足る立派な現実である
  • 未来ペース(NLP用語):前もってある状況を経験すること
  • 脳に成功の強いプラス・イメージを与えれば、脳はそれに従ってプログラムされ、成功の確率はより高くなる
  • 期待は自ら成就する予言にほかならない
  • 新しい行動を生み出す法
    • 1 思い起こし再現する
    • 2 他にどんな方法があったか?と自問する
    • 3 再体験し、新しい選択を創る
    • 4 これで良いと感じるか?
  • もし何か気にいらないことがあれば、もう一度監督の座に戻って映画を修正してから入り込む



<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)

  • こ(根拠):考えは行動(癖など)にでてしまう。だから、スポーツ選手は相手の癖をよく研究する。何かをするときに、自分なりの仕草を創っておけば、それがスイッチとなる。
  • れ(例):打者がバッターボックスに入り構えるとき、一流の選手ほど独特なポポーズをしているようだ(例えばイチロー)。これから打席に入り、集中するためのスイッチを入れる儀式なのかも知れない。
  • ゆ(ユニーク点):スポーツ選手と同じように、自分なりのアンカー、おなじないを作ってみる。拳をぎゅっと握れば、プラス・イメージになるなど。
  • か(仮説):体の動きで考え方をかえることができる。自分のアンカーを創れば、いつでもプラス・イメージ、プラスの考えになれるようにできる。
  • い(意見):自分なりの強いプラスのアンカーを作れば、自分の感情をいつでも高めたることができる。

<気付き>
自分を鼓舞するアンカーを持てれば、自分の感情を上手くコントロールできる。自分を上手くコントロールできれば、コミュニケーション力もついてくる。まだまだ自分でも知らない力が人には備わっている。自分にもっと期待してみよう。
次回は、学習の方法です。ここで示されている訓練方法はすぐにできることです。さっそく家族でやってみます。

<今日の一言>
「自分をプラスにできる暗示を持った仕草をつくっておこう。そして、自分にもっともっと期待してみよう。」



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