第９３回目「ＮＬＰのすすめ　優れた生き方へ道を開く新しい心理学」（ジョセフ・オコナー、ジョン・セイモア著）（その２）

＜ポイント＞

考えるたけの秘訣とは何か。
言葉と思考はどう関係しているのか。

＜対象となる人＞

考えるということはどういうことかを知りたい人

＜Principle（面白いこと３点）＞

心と身体は一体
我々の思考方法は、感覚に強く結びついている
ラポールを成立させるには、相手を観察し相手の感覚に同調させる

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昨日の内容は理解できましたか。復習の意味でラポールについて、ＮＬＰ用語集から記載しておきます。
ラポール＝二人またはそれ以上の人たちの間で理解と相互信頼の関係を成立させ、維持する過程。相手の反応を引き出す能力。
要するに、コミュニケーションを円滑にするため、相手を観察し、尊重することと考えておけばよいかと思います。
＜抜粋＞（＜＞内は私の意見）
（青（客観重要、まあ大事）、赤（客観最重要、すごく大事）、緑（主観大切、おもしろい））

２．内的感覚を磨
（１）五感で味わう

コミュニケーションの輪に初めがあるとすればそれは我々の五感である。
一つ一つの感覚において「気がつく」ことを豊にすることがすなわち感覚の鋭敏さである。→ＮＬＰの目標の一つ。
考えるということの一つの方法＝意識的であれ無意識的であれ、我々が経験した光景や感触や味わいや匂いを思い起こすこと
我々の思考の多く⇒記憶と構成による感覚的印象の混合物
代表システム（ＮＬＰ用語）：情報を取り入れ、蓄積し整頓する方法（見たり聞いたり感じたり味わったり嗅いだりすること）
叙述語（ＮＬＰ用語）：感覚に基礎を置いた言葉、形容詞、副詞、動詞
どんな本でもそこに使われている言葉によく注意すると著者の優先的代表システムを読み取ることができる
ラポールを成立させる⇔相手の叙述語に自分の言葉を合わせる。⇒それが相手の言葉で話し、話の内容を相手が理解する方法で伝えることになる
貴方と同じ方法で考える人とはラポールは容易に成立する。
リード・システム＝記憶を呼び戻す手がかりとなる内的感覚

（２）心と身体

左上を見るというのが大概の右利きの人が過去のイメージを思い浮かべる方法
我々は考える方法によっていつも決まった向きに眼を動かす。＜ということは、眼の動きを見ていれば、その人が何を考えているかが分かるということ。まさに、眼は口ほどに物を言いですね。＞
心の中で情報を求めるとき、“正しい方向”を向くことは非常に役に立つ手段　＜眼の動きと考えが同調しているから、眼の方向によって肯定的に考えることができるということでしょう。面白いですね。＞
観察法さえ知っていれば、身体と心は一体であるから、どう考えるかは必ず身体のどこかに現れる。⇒特に、呼吸のパターン、皮膚の色、姿勢に現れる。＜身近な人、周りの人を観察することで、確かめて見ましょう。これが分かれば、相手に合わせること、ラポールを成立させることも容易になるのではないでしょうか。そうすると、相手をリードしたり、コミュニケーションを築くこともより容易になります。ＮＬＰって面白そうですね。＞
楽しい記憶を十分楽しむには、必ず実体験しよう。

＜今日の「これ愉快」＞（こ：根拠、れ：例、ゆ：ユニーク点、か：仮説、い：意見）

こ（根拠）：心と身体は一体である。心で感じたことは（感情）は、しぐさとなって現れる。
れ（例）：あれってどうだったかなと考える時、視線が上を向いている。下を向くことってないかもしれない。
ゆ（ユニーク点）：考えや感情はしぐさとなって身体に現れる。身体を考えたい、感じたいしぐさにあわせれば、考え方もそれにあったものとなる。
か（仮説）：相手の考えは身体に現れる。それをよく観察すれば、相手とラポールを成立させやすくなる。特に呼吸を合わせるのは効果的。
い（意見）：相手を観察することで、相手の感情を理解する。相手のしぐさに合わせてることで信頼関係、仲間意識を築けるということは、相手の感情にあわせていることに繋がっている。

＜気付き＞
心と身体は正に一体なのですね。笑いながら悲しいことを考えることが難しいように、感情やしぐさと考えは一致しているのですね。逆にいうと、肯定的な考え、目標を達成したことをイメージするには、笑顔で感じるようにすればより効果的ということに繋がるということですね。文章は少し難解なところもある本ですが、結構面白いことが記載されています。
次回は、もっと感情的なことに入っていきます。
フォトリーディングというより、本格的に読んでいる感覚になってきましたが、もうしばらくこのペースに付き合ってください。

＜今日の一言＞
「心と身体は一体。心を変えるには、しぐさを変えてみよう。」

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