第81回目「コリン・ローズの加速学習法 実践テキスト」(コリン・ローズ著)
<ポイント>
- 加速学習法とは何か。
- 効果的な学習方法とは何か。
<対象となる人>
- 学習効率を高めたい人
<Principle>
- 自分にあった学習方法を週習得する
- 読書は積極的に読者と会話するつもりで行う
- 積極的に疑問をもってみる
このブログが少しは役立ったと思われれば、 一押しお願いします↓↓ <人気blogランキング>(^o^)ありがとう! |
---|
<抜粋>(かっこ内は私の意見)
(青(客観重要、まあ大事)、赤(客観最重要、すごく大事)、緑(主観大切、おもしろい))
1.加速学習とは
- 加速学習:自分の学習スタイルにいちば合った学習テクニックを学び、自分に最も自然な方法で学習すること。その学習は自然であるため、より容易に、より短時間で行うことが可能となる。
- 私たちは、何をすべきか(WHAT)は教わりますが、そのための方法(HOW)は教わりません
- 自分が好きな学習スタイルに一番ピッタリしたテクニックを学べば、自分のとって最も自然な方法で学習できるようになる。
- 年をとるにつれて脳の力を失うようなことはありません
- 不安なときは、脳の力は低下する
- 学習の秘訣は、学習を始める前から、落ち着いた前向きの気分になること
- 知能=「有用なものを作り出し、日常の問題を解決する能力」(ハワード・ガードナー博士)
- 学習の6つの段階(M・A・S・T・E・R)
- M:成功をもたらす心の準備(A Mind Set for Success)
- A:事実を入手する(Acquire the Facts)
- S:意味の探求(Search out the Meaning)
- T:記憶の活性化(Trigger the Memory)
- E:学んだことを試してみる(Exhibit What you Know)
- R:どのように学習したかを振り返る(Reflect on How you learned)
2.心の準備
- それを始めたときの精神状態は、仕事の成功を握るカギとなる
- 自分が成功すると強く信じ込むように、感情をつかさどる脳をプログラムすることができる
- 力が出やすい精神状態を作る
- ステップ1:成功の瞬間を思い出す
- ステップ2:その記憶を強化
- ステップ3:原体験を要約できるひとつの言葉を考える=自分にとっての合言葉をつくる
- ステップ4:上を向いて深呼吸
- ステップ5:こぶしを握る
- ステップ6:力に満ちた感覚をありありと思い出す
- ステップ7:握っていた拳を開いて、目を開ける
- 1 心の中の声に注意を向ける
- 2 姿勢を変える
- 3 酸素を最大限に取り入れる
- 4 否定的な思いをアファメーションに置き換える
- す スケジュール
- ぐ 具体的
- そ(う) 測定可能
- し (必要な)資源が整っている
- た 達成可能
3.事実を収集
- 自分がすでに知っていることを書き出すことによって出発点が明確になる
- 興味を持ちつづけること→疑問を持ちましょう!
- テーマに関する質問を考える
- すべての感覚を使うと短時間で学習できる
- 蛍光ペンは脳の感情部分を刺激する
- 私たちは単に読むだけよりも、自分の口で言ったことを、二倍以上もよく覚えている傾向がある
- 速読法:全体をサッと読むには非常に有効な技術⇔言葉を頭の中で聴きたい人にとっては、速読は望ましくない
- スーパー速読術
- 1 本の全体像を見る
- 2 全体の下読み:6秒/頁程度
- 3 理解したことを書き出す
- 4 質問を作る
- 5 章の内容を読む:15〜20秒/頁
- 6 振り返る:難しい部分は立ち止まってよい
- 7 自分のノートを作る
- 8 復習
4.学んだ意味を探求
- 自分が学んでいる内容を分析:「こ・れ・ゆ・か・い(これ愉快)」
- こ どのような根拠があるか
- れ 私は、この良い例を考えることができるだろうか
- ゆ これについてユニークな点は何か
- か どのような仮説がたてられているか
- い これに関して、私はどのような意見や結論をだすことができるだろうか
5.脳を活性化
- 外国語の学習:単語や語句を読み、声に出して話し、誇張してそれを演じるとよい
- 整理された情報が記憶に残る
- 視覚的記憶が最も鮮明
- 復習に時間を使うことによって、想起の度合いが少なくとも倍になる
- 記憶力を高める14の方法
- 1 記憶しようと決心する
- 2 定期的に休憩する
- 3 復習のサイクルを活用する
- 4 複数の感覚に関係する記憶を作る
- 5 イメージ法を使って覚える
- 6 「復習コンサート」の試み
- 7 「記憶ラッシュ」
- 8 フラッシュ・カード
- 9 フラッシュ・マップ
- 10 記憶コードを作る!
- 11 一晩かけてしみ込ませる
- 12 記憶すべきポイントに番号をつける
- 13 反復学習
- 14 ひとまとめにする
6.試してみる&振り返る
- 何らかのアイデアを見たり聞いたりしてから24時間以内にそれを使った場合、ずっとそれを続ける可能性ははるかに高くなる⇒身につけたいことがあれば、すぐに使ってみること
- 書く秘訣:まず短時間で流れるように書き、最初の原稿を書き終わったあとで、自分の書いたものを批判し、編集すること
- 最初に目標を心に描いてから始めること
- 自分の行動に責任を持つ
- 自分の失敗から学ぶこと
- 雇用価値を高める
- 1 あなたが社長です
- 2 高品質のサービスに重点を置く
- 3 継続的な改善を求める
- 4 変化を受け入れる
- 5 付加価値
7.分析的思考
- 理にかなった意思決定:「かしはこ(菓子箱)」:か=仮説、し=支持、は=反論、こ=今度の結論
- 問題解決:「あせはけっこう(汗は結構)」
- あ 問題を明らかにする
- せ 選択肢を広げる
- は 範囲を絞る
- けっ 解決策の結果を調べて決定する
- こう 行動に移す
- も 私は何の目的で考えているのか
- じ 重要な概念はなにか
- (の)は 思考がはっきりしているか
- つ 深く追求しているか
- め 誰の目から見た考えか
- い これが意味するものは何か
- 1 根気強くやり抜こうとしているか
- 2 喜んで疑問の余地を残そうとしているか
- 3 喜んで道理のために戦おうとしているか
<今日の「これ愉快」>(こ:根拠、れ:例、ゆ:ユニーク点、か:仮説、い:意見)
- こ(根拠):数学関連、プログラム言語関連については、自分にあったマスター方法というものがあり、いつも同様なアプローチを行っている。
- れ(例):子どもを見ていても、勉強方法、学習方法を知っている科目については、自分でどんどん勉強していっている
- ゆ(ユニーク点):自分にあった学習方法を見つけるという主張
- か(仮説):各自それぞれ考え方、得意分野が違うため、学習方法も基本部分を除き一概に統一的な方法はないと考えられる
- い(意見):思考法はベースとなるところを知れば、後は自分にであった方法を探索し習得していけばよい
<気付き>
自分にあった学習方法を知る=自分が一番楽しい学習方法を知る。学習方法を身につければ、どの学習にでも応用できます。学習方法のテクニックのいくつかは本書にも記載されています。また、特に読書については、その本から何を学びたいのか、本を通して作者と積極的な会話をすることが、記載内容を自分の血肉にするための重要なことの一つ。会話をするには、疑問や自分の考えを持って読書する。疑問を持つことで、脳を活性化できる。そして、疑問を持ち、それを解決していける人が、何かを残せる人なのだと思います。
<今日の一言>
「自分にあった学習方法を身につけよう。何事にも積極的に疑問を持って接してみよう。」
このブログが少しは役立ったと思われれば、 一押しお願いします↓↓ <人気blogランキング>(^o^)ありがとう! |
---|