第67回目「仕事がうまくいっている人が大切にしていること」(中島孝志著)

<ポイント>

  • 仕事をうまく進めるには何に気をつけるのか。

<対象となる人>

  • 仕事を効率よくこなしたい人
  • 仕事に行き詰まっている人

<Principle>

  • 日記は人生を成功に導く「魔法の道具」になりうる
  • 日記は日々の記録である
  • 日記はかけがえのないパートナーである



この本に興味を持てば→仕事がうまくいっている人が大切にしていること

<抜粋(幹は4つ)>(かっこ内は私の意見)
1.プロ意識

  • プロが持つべき覚悟:「この仕事で食べていく」という覚悟が一番重要
  • メリハリがいい仕事を生む→集中できるまでじっと待てばよい
  • 「勝って喜ぶのではなく、勝ちそうになると喜び、負けて悔しがるのではなく、負けそうになると悔しがる。これを直さないと強い棋士にはなれません」(内藤國雄九段)→「もう勝った」というつもりで喜んでいる時こそ思わぬ隙ができる=詰めを甘くしてはいけない⇔勝ってから喜び、負けてから悔しがる
  • 練習は常に120%の力で挑む→本番で100%の力がでる
  • 時間・人員・方法を変えれば、どんなことでも必ず実現できる

2.お客様を呼び込む仕掛けと敵を作らない気配り

  • お客さんが「あっ」「おっ」「へぇ」と漏らすような仕掛けや演出をしておく
  • 「道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず」(老子)→二者択一ではなく三種類にあるとバリエーションが飛躍的に増えたという感覚をもたらす
  • お客様を喜ばせるだけじゃダメだ。びっくりさせろ!」(新井隆司ビッグカメラ社長)
  • 熱心な営業=相手のことを十分に調べ、トークを換え、メリットをいろんな角度から提案するセールスのこと
  • 熱心に何度も通うことも大事<<どんどん次を当たることもそれ以上に大事
  • 大事なのは言葉でなく心
  • 質問には「答え」るのではなく「応え」よう
  • 人生で大切なこと:味方をつくることではない→敵をいかに作らないかである
  • 敵を作らない→いつも自分が最低、自分が最後と自覚していれば良い
  • わたしの成功=それば他人が百パーセント決めるもの
  • 仕事の主役は現場
  • 人間関係のキモ=一番身近にいる人間を自分の最初のファンにする。
  • 人に影響を与えるのは、優しさ
  • 説得のコツ=相手の目線に立つ
  • 相手の目線に立つ=①相手がわかる言葉を使う、②相手の立場に立つ
  • 本当に相手の気持ちを理解する⇒自分が経験してみるしかない

3.リーダーシップ

  • マネジャー:今の条件下で最高のパフォーマンスを引き出す仕事
  • リーダー:いままでのやり方をぶっ壊してでも革新を推し進めるのが仕事
  • 能力に低い上司に、能力の高い部下をつけない
  • リーダーの力量は全てを左右する
  • 部下育成=子どもの育成:相手の事情をとことん聞く
  • これだけやったら思い残すことなく、会社を辞められるってことは何か(いろんな角度から質問してあげる)

4.トラブル対処と自分ブランド

  • いつもトラブルが起こるのが仕事。トラブルが当たり前。トラブルが常態。⇒トラブルが表面化していないと、ある日ドカーンと致命傷を被るかもしれない。
  • トラブル:小さなうちに発見して解決してしまうのがコツ-失敗したら自分が悪い、成功したら運がよかった。(松下幸之助氏)
  • 逆流に向かって泳げ!
  • 世の中、平穏無事と思うほうが間違いで、問題というのは常にあるものだ。ところが問題がないとおもっているところに問題が起こるから苦しんだり、悩んだりする。開き直れば、慌てることもなくなるし、落ち込むこともありません」(HIS創業者 澤田秀雄氏)
  • トラブルや問題が発生したらまず、どん底(=最悪の状態)を考える→ありとあらゆる知恵を総動員して、このどん底に対処する。-学者にとって、もっとも重要あことは、驚くことである(マックス・ウェーバー
  • セレンディピティ:偶然なにかを発見する才能
  • いい話しがきたときには、それでいくら損するかをまず考える(エイベックス名誉会長 依田氏)
  • 一世の奇子を得て、これと交わりを結び、もって吾が頑鈍を磨かんとするなり(吉田松陰)(奇子:ユニークな人)
  • 発見とはみんなと同じものを見ながら、違うことを考えることだ(アルベート・セント・ジェルジ)
  • ビジネスマン:話し好きでなければいけません。ただし、自分が話すのではなく、人の話しを聞くのが好きな「話し好き」であること。さらに、相手の話しを引き出す「質問好き」であること。
  • Buid on your strength.(強みの上に築け)(ピータードラッガー
  • ゴールにから遡って、いったいどんなことをしなければいけないかを考える
  • 自分にはいったいどんなことができるのか。どこまでできるのか。 →仕事は新しい自分を発見するきっかけ。=仕事は人生の砥石
  • 一つの道を徹底して歩んでいくと、それが博学多識に通じる
  • 向き不向きなど考えず、一心不乱に没入、没頭してしまう。
  • 運は人が運んでくる

5.自分の人生を愛する、幸運の女神を呼ぶ

  • 心の底から自分を愛してみる
  • 「生きた!」という実感を持てる人生をおくる
  • 人は変われる。いつでも変われる。行動力さえあれば、門は開く。
  • 人は変われる。いつでも変わるチャンスが無限にある。磨けば光る。
  • 人は一瞬にして新しい自分になってしまう。
  • ビジネスマン:肉体的強さのほかに精神的な強さが問われる職業
  • プレッシャーを「プレジャー(喜び)」に変えるコツ=「せっかく」という枕詞を頭につけて話す癖をつけること→「せっかく○○されたんだら」「せっかく○○するんだから」
  • 「せっかく」という枕詞をつけるだけで、マイナスをプラスに変換できる
  • いまがチャンス。必ず見ている人がいる。
  • 自分だったらこうすると常に比較、吟味し、シミュレーションしてみる
  • 主役になりたければ、まず、はじめにスペアにならなくてはいけない。
  • 自分についている「星」を自覚して、勇気を持とう。



<気付き>
トラブルから逃げていてはいけない。問題は起こるもの。ただ、その対処方法やどのようなリスクがあるかは早め早めに手を打っていくこと。そしてなにより、動じない心を作っていくこと。強い心とは、マイナスをプラスに変換できる考え方。
運や成功は、人が運んでくれる。そういう意味でも相手の立場になって考えることが大切。そのためには優しさや、相手の心に感動を与えることが重要。
自分の心を強くし、相手の心に感動を与える。そうすることで、仕事を通し、自分を磨いて行くことができ、運を味方にして成功することに繋がってくる。
<今日の一言>
「プレシャーをプレジャーに変えよう。行動が自分を変える。また、相手の立場で考えられる、相手を感動させられる優しい心を持とう。仕事に対するそれらの心構えがあれば、仕事を通して自分を磨くことができる。」


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