第52回目「ツキの大原則」(西田文朗著)
成功者にはツキがある。厳しいプロジェクトでも成功したプロジェクト程、振り返ってみるとツイていたなと思うことが多くあります。逆に失敗したものは、ツキを原因にしてはいけないが、ツキがなかったということもあるはず。
自分自身にツキを呼び、ツイている人生をおくるにはどうすればよいか、それは脳の快/不快に関係がありそうです。本書はどうすれば脳を快にして、ツキを呼び込み、夢を実現できるかについて分かりやすく記載されています。
この本に興味を持てば→
西田氏の別著であるNo.1理論には、マインドマップでマインドマップでビジネス書レビューさんがマインドマップに纏められていますマインドマップでビジネス書レビュー
<ポイント>
- ツキを呼び込むにはどうすればよいか。
- ツイている状態にするには何を考えればよいか。
<対象となる人>
- ツキを良くしたい人
- 自分の夢を実現したい人
- お金持ちになりたい人
- 楽しい人生をおくりたい人
<Principle>
- ツキを呼び込む
- 脳を快にする
- 感謝する
- 大きな夢を持ちつづける
- 自分を信じる
<抜粋>(カッコ内は私の意見)
1.ドツボにはまっていないか
- 「自分はこんなに努力している」→ツキのない人間の思うこと
- ツキや運:自分の努力ではつかめない。他人が与えてくれるもの。→自分の力だけでは成功できない
- ツキを変える基本法則:①自分自身を知ること、②成功者のマネをすること
- 成功者の持つ4つの共通点:①「とんでもない夢」を持っている、②「強い意識」をあきれるほど長く持続する、③「徹底したプラス思考」の持ち主、④「ツキのある人間」が集まってくる←能力とか才能とは関係のないものばかり
- 成功者:「できる」と思ってしまう錯覚人間
- どん底を経験しない成功者はいない
- 「心の壁」:限界を突破させてくれるのが出会い(人との出会いで人生が好転してしまった人を知っている。だれに出会うか、どの本に出えるかは、人生において、夢の実現において非常に高いウエイトを占めることは納得できる。)
2.脳は快か不快か
- 結果をつくるもの=予感、予知(直感も入ると思う。直感を大事にしよう。)
- 「よい予感」をより多く持った人間が勝つ⇔ツキの原則:予感がそのまま結果になる
- 予感には過去の裏付けがある←前にもできたから、今度もできる予感がする
- 成功は「成功の母」(成功のイメージが成功を呼ぶ)
- 今のあなた:10年前に予感していた通りのあなた
- 10年後のあなた:今、あなたが予感している通りのあなた
- 「できる」と「したい」には大きな差がある:「したい」には無理かもしれないという予感が入っている
- ツキのある人間:常に自分を変革していく
- 人間:脳に記録された記憶データ
- 機嫌のいい脳はツイている
- 「難しい」と思うもの:「できなくてもいい」「わからなくてもいい」と心が判断したものに対してだけである
- 天才と凡人の違い:どれだけ好きになったかの違い
- メンタルヴィゴラス状態:最高に脳にツキのある状態
3.金儲けは難しいか
- 金持ちになる人間:お金は素晴らしいものだと思っている(好きにならって上げないと近寄ってこない。人もお金も優しい気持ちで接してくれる人のところに集まってくる。)
- サイフからお金を出すとき「ありがとう。仲間を連れて、戻っておいで」
- 感謝した者の勝ち:先に感謝してしまった者が勝つ
- 金にツキのある人間:以下のバランスがとれている
- ①稼ぐ能力:願望力・チャレンジ力・行動力
- ②貯める能力:ケチ・計画性・分析力・自己管理
- ③使う能力:明るさ・決断力・勇気・経験力
- 貯める秘訣:①計画を立てる、②使わない、③ムダを省く、④使い方を考える、⑤殖やし方を学ぶ
4.楽しく働いているか
- 成功した人:能力があったと信じただけ
- 人にどう思われるかが一番大切:自分で思う「中身」より「評判」
- ツイている人間を見て「あんなふうになりたい」「凄い」と思う→ツイている人間になれる要素がある
- 熱意と感情:ツイている人間を引き寄せる磁石
- プラス思考:ツキの絶対条件
- 自慢してしまえば、弱点は強さになる→弱点を隠さない
- 弱点や短所:自慢してしまえ
- 「これから勉強というゲームを楽しもう」
- 仕事:今日も徹底的に楽しもう
- 面倒な仕事:自分の能力をアップするチャンスだ
- 100回マイナス思考になったとしても、101回プラス思考になればいい(プラス思考で心を満たす)
- 反省:まずいときではなく、絶好調のときにするもの→「まずい」を突破する秘訣
- 朝のサイキングアップ:①「今日はツイている気分がする」(数回)、②「今日はついている」(5回以上)、③「ツイている」(繰り返す)
- 夜のカームダウン:「今日も一日無事に終わり、運があった」(数回)、②「今日は運があった」(5回以上)、③「運がある」(何回でも)
- 感謝するからその対象が素晴らしいものに見えてくる
5.大切な人の心を見えているか
- ツイている人間:70点取ったら70点を喜べる(加点法)
- 目標意識が人生を決める
- 小さな夢は持つな
- 天才をつくる家庭教育
- ①夢教育:一緒に夢を語り合う
- ②加点法:徹底的にホメる
- ③愛情:絶対的な愛情で受け入れる
- ホメられ、期待された→その通りになろうとする
6.ツキはやってくる
- 「心の壁」を突破するのに必要:ツキと運
- 夢を持つ秘訣:自分以外の人の幸せを思う心←自分のことだけ考えていると、夢が持てなくなる
- 目標を設定し、何がなんでも実現しようとする凄まじい持ちモチベーション→ツキは必ずくる
- 「とりあえず3か月間、モチベーションを維持できればあなたも天才になれる」
- 感謝のエネルギー:最強の「ツキ」を可能にする→感謝した者の勝ち
- 自分を信じる一番の方法→他人を信じること
- 人や環境に対する感謝の感情:強い自分をつくる
- その人にいつも感謝する。感謝の感情は自分を素直にし、心を強くする
- 「現状を超えるにはどうしたらよいか」と考え続ける人間だけが成功する
- ツキのある人間の脳:人生は楽しいものだと思っている→どうしたらもっと楽しめるかを常に考えている
<気付き>
昨日の本も根幹は同じことを言っている。お金については、このブログ(1/24)でも紹介した「お金の哲学」にも同じことが記載されている。プラスの心を持つことが全てに共通する。そのための一番の方法が、感謝である。自分の周りのあらゆるものに感謝する。夢の実現には、実現できたことに心から先に感謝しておく。
昨日の本同様、目の前が開けてくるそんな感想が持てる本です。
今日、ある研究会の幹事役の話しがきました。自分には荷が重いかなと思っていたのですが、昨日と今日の本を読み返して、自分のレベルを上げるチャンスがきたのだと感謝してチャレンジしてみることにしました。
<今日の一言>
「自分の周りに感謝して、楽しくするにはどうするかを考え、前向きに物事をとらえることで脳を快にさせて、出会いを大切にする、そういう気持ちを継続させて夢を実現しよう。」
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