10回目「即時業績向上法」(船井幸雄著)

昨日の泉田氏(元船井総研)に続き、船井総研の船井氏の著作から。
これもページ数は程ほどで、読みやすかったのですが、エッセンスが豊富なためマインドマップのキーワード記載が多くなりました。
この本に興味がある人は→図解 即時業績向上法―「つき」を呼ぶ船井流原則経営のすすめ
幹は5つ。
1.“つき”を呼ぶ経営法

  • 成功するこつはつきを呼ぶこと
  • つきは天地自然の理に従う、
  • 成功の3条件(勉強好き、すなお(そうかも知れない自分も挑戦)、プラス発想)
  • つきの原理・原則を知る、ついているものとつき合う、
  • 前向き・大きな夢・よく勉強・よく働く、
  • 愛情の法則(大事にする)、
  • カガミの法則(返ってくる)、
  • つきは自分で引き寄せる
  • つきは人相に反映する
  • つく人の特性(プラス発想、すなお肯定、勉強・挑戦好き・やる気、謙虚、長所伸長、自助型、辛抱・執念型、強気・負けん気・思いやり、秩序維持型自由人)

2.即時業績向上法

  • 伸びているもの・自信のあるもの・効率のよいものを伸ばす、
  • 次者包囲網(弱者を飲み込む)、
  • トップが率先、全員経営、
  • 客の特定化、客密着、スピーディな実行、

3.非常時対応

  • 客の特定化、客に近づく(御用聞き)、
  • 地域一番店、
  • ニューリテイラー(個別対応)、
  • 現在は非常時、
  • 非常時体制の四つのクセ(働きグセ、学びグセ、節約グセ、儲けグセ)

4.原理原則経営

  • 一番になる、
  • 利益=一番の数×扱い商品の数×主導権×一体性、
  • 正攻法、よりマクロの善(自分→会社→社会のため)、
  • 大原理(世の中は公平、世の中のものはすべて必然、世の中は日々発展、レベルが存在、トップで決まる、すべては相に現れる)
  • 本当のことを知り知らせる、

5.ベーシック経営法

  • ベーシック経営8つの法、
  • 成功の基本(鈍:コツコツとする、根:基礎固め、信:師を信じる、仲間づくり)
  • プラス発想、つき原理応用、競合対応法(協調と競争)、利益原則実践法、
  • レベル向上法(つきやぶれない天井はない)、自然律的処理法(棲み分け)、
  • 問題解決法(真実を収集、正しく推論、なげ出さない、たとえ話、荒唐無稽な仮説)



気付き
成功については、3条件として整理されている。勉強好き、素直(謙虚)、プラス発想。
また、一貫して「つき」を呼ぶことが重要と主張。そのためには、天地自然の理(原理原則)理解する(愛情の法則、カガミの法則)。
コツ(特性)としては、10ある。それは、プラス発想、肯定的、勉強・挑戦好きのやる気人間、謙虚、長所伸長型、自助型、辛抱と執念型、バランス型、強気・負けん気・思いやり、秩序維持型であること。
業績を向上させるには、伸びているもの、自信のあるもの、効率の良いものに着目して伸ばしていく。
現在は、非常時型の時代。
この時代に対処するのには、四つのクセが必要。働きグセ、学びグセ、節約グセ、儲けグセ。
またこれからは、客との間ではますます個別対応(ニューリテイラー)が求められる。
客を特定化し、客に近づく(御用聞き)ことが必要。一番になることも重要。
その一方法として包み込みの法則(次者包囲法)がある。弱いところを取り込み一番手に対抗していく。組織としては、トップ決断がより重要なファクターとなる。
成功するためには、つきが非常に大事であるようです。そしてそのつきは自分で掴みとるしかない。そのためには、成功の3条件をベースに自分を向上させることが重要。