7回目「失敗からの贈りもの」(能村龍太郎著)

インタビュー形式の本です。
幹は5つ。
1.水上編、海底編
清龍号完成、自然現象を学ぶ、FRP、日本初、役所の妨害、ヨットレース、共振現象、
琵琶湖での米備蓄計画、官僚による官僚のための行政、技術力成功・ビジネス失敗
2.地上編、空中編
デザインの重要性、タフコン開発、ロケット、糸川博士、優秀な先生は難しいことを解るように
教える、期限をつける、品質とアフターフォローでライバルに差、東京ドーム、ガラス繊維、
アメリカ館、日本では規制、アメリカでは実用化、アマチュア飛行クラブ、落ちる稽古、デッドスロー、
万が一の対応、アメリカ企業=軍の仕事の直結して儲けている
3.奇想天外編
人口爆発スペースコロニー鳴門海峡爆発計画、エコロジーのコントロール、食料備蓄、
大阪湾埋立計画、イデアの素=目的意識心の中心=意識
受(感覚・知覚)、想(概念構成)、行(意思・記憶)、識(意識)、色即是空
4.未来編
能村膜構造技術財団、パトロン活動、人材の育成、自由な発想は巨大な資源
中間管理職は不要、情報の共有、成功の秘訣、失敗してこそ成功がある
十の権利を要求するなら十の義務を果たす実相を見よ、現実にどう対応するのか、
偏見・固定概念を捨てる、人間関係が最重要
5.成功への奇跡
現実を見て工夫目標達成のために期限を切れ窮すれば通ず
目的に従って目標とする情報を集める、一流の先生に習え、独自の技術、独自の販売網、
世界的な商品と市場、東京ドーム、シーガイア、パラディッソ、関空ターミナル、広島ビッグアーチ



気付き
太陽工業を世界一のテント会社に成長させられた能村さんの話です。
インタビュー形式で記載されています。
まず、驚かされたのは発想の違い。本人はアイデアマンではなく、必要だから出てきた必死の考
えとのこと。でもスケールの大きさを感じます。
また、お役所に妨害されたり、レースに挑戦して勝利するところは、ホンダと重なりました。
成功への要因として、一流の先生に習えと言われている通り、多くの有識者にコンタクトし、
分からないことはそのままにせず、積極的に知識を吸収されています。
常に何をどうすればよりよくなるか、学ぶ姿勢の大切さを教えられました。
12月受講生の皆さん、一週間が経ちましたね。