3回目「プロジェクトはなぜ失敗するのか」(伊藤健太郎著、日経BP)
3回目に入ったので、そろそろ専門分野についてチャレンジしてみました。初チャレ
ンジなので1年前に目を通したものにしました。マインドマップ作成に40分。
好川氏のビジネス書の杜にも紹介されています。
幹は5つ(章は6章まで)。
1.プロジェクトの成功とは
- プロジェクト(以下PJ)は本来失敗するもの、コントロールが必要、
- 意思決定手順を持つ、
- 成功の定義はPJ毎に異なる、成功の状態を明確にする、
- 実施目的を明確にする
2.なぜ失敗するか
- 目的を明確にする、悪い情報を隠さない、
- Impossible(不可能)orDifficult(困難)、
- 顧客と解決策を模索、顧客とのコミュニケーション、
- トップの関与、
- リスクの検討(識別、定量化、対応策、モニタリグ・コントロール)、
- マネジメントの原理原則を知る
3.成功確率の向上
- PJサイズで検討、PMO、モダンプロジェクトマネジメント、
- 会社の文化、戦略的進化、管理ツールの活用、投資効果、
- 教訓を活かす、原理原則・用語の共有
4.プロジェクトマネジメントの企業導入
- 顧客満足度、ナレッジマネジメント、
- 組織としてのノウハウ蓄積、組織で行動、
- IBM(キャリアパスの明確化)、富士通(プロフェッショナル制度)、日立(CMMIへの組込)
5.プロジェクトマネジメントの仕事
- 成功請負人たれ、狩猟型業務、
- プロの条件(成功への強い意志、実務経験、勉強)、
- 過去から学ぶ、自分ならどうする、
- コミュニケーションスキルが重要、チームビルディング、
- 顧客の考えを理解、定期報告、
- ヒューマンスキル、基本的なリーダシップ論、自分を高める
気付き
成功とはどういう状態かはPJによって異なる、そのため成功の定義、PJの目的を明確にすることが大事。
最初に意思決定の手順をはっきりさせておく。
Impossible(不可能)orDifficult(困難)を明確にしておく。
リスクのコントロールは常に行う(識別、定量化、対応策、モニタリング・コントロール)。
顧客といかに協力して進められるかが重要。
情報は隠さない。組織としての教訓を活かし、組織としても成長。
プロジェクトマネジメントは、成功への強い意志を持ち、常に自分を高めるために勉強する。
大事なスキルは、コミュニケーションスキル。
内容的には、PMBOKに通じるところがあります。
また、強い意志を持つこと、勉強することの重要さは、どの分野においても必要であることを実感しました。
著者とは、今年、JPMFの講座でお会いしました。
講座後の懇親会でお話することができました。
その際、カーズナー博士の著書を読んでみるのも勉強になると伺いました。
フォトリーすれば、このブログで紹介します。
ジルさん、コメントありがとう。
12月受講生、目標に向かってがんばりましょう。