第78回目「無料IP電話 Skypeスターターガイド」
<ポイント>
<対象となる人>
- 安く、安全で、音質のよいIP電話を使いたい方
<Principle>
- skypeで安く安全に通話する
この本に興味を持てば→Skypeスターターガイド―無料IP電話 Skype社公式 (アスキームック)
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<抜粋>(かっこ内は私の意見)
(青(客観重要、まあ大事)、赤(客観最重要、すごく大事)、緑(主観大切、おもしろい))
今日は、無料IP電話skype(スカイプ)についてのガイドからskypeの紹介です。私は、少し前から使っています。skype同士なら無料で、一般電話、携帯電話に掛けてもNTTより安くなります。特に、国際電話するならskypeを使うと安くなります。
LivedoorのHPからダウンロードできます→<ライブドア skype>
1.skypeの紹介
- 音声や他の通信手段におけるSkypeおよびP2Pテクノロジーの応用は、100年前から主流だった電話ネットワークからの飛躍的な進歩をもたらす
- Skypeは、P2Pの技術の最も強力なアプリケーションは音声(voice)だというアイデアを具体化したもの
- Skype:どのようなインターネット接続環境でもシームレスに利用できる
- Skype:P2P(peer-to-peer)方式
- Skype:ヨーロッパ生まれのIP電話ソフト
2.Skypeでできること
- IP電話としての機能:オンライン中の人と話せる。オンライン中かどうか、退席中かどうかなどをコンタクトリストに表示できる。
- 会議通話としての機能:最大5人までのユーザーが、いっしょに通話できる。
- チャット機能
- ファイル転送機能:転送速度は遅いので、少量のデータにやり取りに向いている
- 一般電話との通話機能:有料サービスのSkypeOutを利用すれば、一般の固定電話や携帯電話とも通話可能
3.skypeを使おう(含;設定上の注意点)
- Skype:面倒な設定は不要(ダウンロードしたソフトを展開するだけ)
- 他のIMとの比較すると、Skypeは、「ファイアウォール/NAT環境にも対応(設定不要)」「通話音質が良い」「暗号による通信の安全」がある
- Skypeは、インターネットとの接続を必要とするソフトウェアの代表例なので、パーソナルファイアウォールが導入されている場合はSkypeによる外部接続と許可する必要がある(設定上の注意)
- Skypeが、使用可能となるネットワークの最低条件は、80番ポートの使用許可
- Skypeは、80番ポートを使用する際にもHTTPプロトコルを使用していない
- Skypeの高音質通信:UDPパケットの投げ合いによって実現されている。UDPによる通信がブロックされていると、著しく通話品質が悪くなることがある。→より良い音質のためには1024番以上のポートのUDPのIncoming/Outcomingを許可しておくと良い。(ネットワークに詳しくない人は、詳しい人に聞けばよいと思いますが、恐らく個人PCの場合は、それほど気になる設定はないと思います。)
- Skypeでは、ユーザ情報にあたるプロフィールをローカルPCに保存→同じユーザーアカウント(スカイプ名)であっても使うPCによって別のプロフィールを使えるという特徴がある
- Skypeでは、話し相手のことをコンタクトと呼び、コンタクトが羅列されているものをコンタクトリストと呼ぶ(電話帳と思えばよいです)
- Skypeでは、1対1で通話するだけでなく、最大5人まで同時に通話することができる
- 通常の通話では、通話している2人の関係は対等⇔会議通話の場合は、その会議通話を主催したユーザー(ホストユーザー)が特別な存在になる→ホストユーザーは他のゲストユーザーの通話を中継する=ホストユーザーのPCには高い処理能力が要求される→できるだけ高性能のPCを持った人がホストになる
- 複数人でチャットできるグループチャットも可能
4.Skypeで使っている技術・その他
- SkypeはP2Pシステム=データを蓄積して集中管理するサーバーというものがない
- HPやメールの文面にキーワードを埋め込むと、ワンクリックでSkypeの通話を始めることができる
- メールの「mailto」の代わりに「callto」というキーワードを使用すると、WebサイトとSkypeを連携させることができる。
- 双方ともパソコンが使えない環境であっても、Skypeを使って低料金で会話を楽しむ方法がある
- スカイプミー:「今暇だから、誰かお話ししましょう。Skypeして下さい。」ということを他のユーザーに知らせる意思表示(世界中のスカイパーの誰かが話しかけてくれるかも)
- Winampで音楽再生中に着信があると、Skypeが自動的にWinampを一時停止してくれる
- 無線LAN機能を備えたPocket PCにSkypeをインストールすれば、無線LANを設備したホットスポットから自由にSkypeできる。
- 固定電話や携帯電話に掛けた場合:相手が日本国内の固定電話なら約2.7円/分、日本国内の携帯電話なら約17.5円/分、米国(ハワイとアラスカを除く)なら固定・携帯とも約2.4円/分となる(2004.12.28時点)。
- Skypeがその基礎技術として採用したのはP2P
- P2Pのシステムでは、通話者同士がサーバーを介することなく直接通信を行うことによって通話を実現→パソコン同士が直接通信を行うアーキテクチャ
- P2Pネットワークを構成するマシンのことを「ノード」とか「ピア」と呼ぶ
- Skypeは、NAT/ファイアウォール問題を、UDPの対称性を利用した先端技術で解決している
- 直接UDPによるやりとりができないノード同士は、共通のリレーノードにTCP接続する(なるほど)
- Skypeによる音声通話はすべて発信前に暗号化され、受信側は受け取ったあとにパソコンで複合化していく
- Skypeでは通話ごとに毎回異なる一度限りの「鍵」を生成して暗号化する
- 「Skypeの外への世界への通話」は、「専用のゲートウェイ」を通す必要がある。当然ながら、ゲートウェイの先の一般電話回線では各エリアに応じた通話料が発生する
<気付き>
P2P技術は、Napsterに端を発して、日本ではWinMXやWinnyで使われている技術。Skypeのような音声通信として利用したことはすばらしい。IP電話で電話代が急激に安くなってきています。Skypeが広まれば、Skype同士は無料で会話できるのでホリエモンが言うように通信革命がおこると思います。ライブドアの堀江社長は、いろいろと話題にあっていますが、これから先のことを非常に考えて手を打ち続けていることは確かなようです。
Skypeは、最近では通信教育の一手段(先生との会話)としても使われてきているようです。設定は、本当に簡単。上記に示したライブドアのHPから無料でダウンロードできます。
VISAで10ユーロ分のクーポンを購入することはできませんでした。VISAの場合は問題があるケースもあるようです。ライブドアのSkypeに関する掲示板も参照してください。
<今日の一言>
「Skypeで安く、安全で、質の良い通話をしよう。」
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