第17回目「超成功」(佐藤満著)
成功法則の類ではないと思います。
著者がどのように仕事に対して取り組んできたかを通して、仕事の進め方、プロフェッショナルとしての意識の持ち方について教えてくれます。
この本に興味を持てば→
幹は5つ。
全15章なので、3章毎に気になるものを幹としました。
1.まず「YES」から
- 「YES」「やりましょう」の一言がエネルギーを生みだす
- 絶えず何かをやるチャンスがある
- 失敗すればそこから問題点が見つけられる
- 困難に思える時こそ、大きなチャンス
- まず「YES」から。そして問題解決の糸口をていねいに探す。
- 失敗を恐れず、しかし、どうしたら失敗せずに解決できるかを探る=成功の鍵
- ものごとをやる前:準備が必要
- 成功の早道:事に当たって十分に考え、遂行に至る過程を徹底的に予想する
- 大きな仕事の中で、報告書がなんのためのものかを理解する
- 不安感があればこそ、対策を立て事前準備を劣らないように努力する
- 成功のための鍵は、多くて5つ程度
- 一つのことでよいから、深く掘り下げる
- 一つの領域を究めることは全体の姿を見ることにつながる
- 積極的な取り組み→人をプロフェッショナルにする
- プロフェッショナル:まず自分を客観視することが大切
2.原因自分論者たれ
- 「拙速」(上手くいかないが仕上げが早いさま)は「巧遅」(上手であるが遅いこと)にまさる
- 求められている“いま”素早く反応
- 会議が長い:日頃の伝達、コミュニケーションの仕組みに問題有り
- 自分の作業を止めて、お客様をお待たせしない
- 何事も単純になるまで考え抜き、エネルギーを集中させ、最も速いスピードで仕上げる
- その仕事の山は“いま”あなたを必要とするもの
- 「いかなることも、自分の身にふりかかることは、すべて、自分に原因がある」
- 逆境といえども、条件は条件としてとらえる。→自分に原因があるいう信念をバネにし、道を開く
- できることはたくさんあるはず
- 自分にできることは何かを整理し突き詰めて考える
- 自分が何かやることで、必ず風が吹いてくる
- 長く続けることで、紙一重の差が力を持ち生きてくる
- 努力の積み重ねが紙一重の差を自分のものにする
- 大切なのは、自分の進むべき方向を見定めること
3.摩擦を恐れるな
- 人と異なる主張がある=それ相応の準備、勉強のあらわれ
- 面倒と思えば、そこで可能性は止まる
- プロフェッショナル:常に問題意識を持ち、昨日と同じことも新鮮な気持ちで当たれる人
- いつも皆と同じ意見であれば、経営者や上司は不要。引っ張って行く力が大切。
- 確かな信念:相手にも伝わる
- 相手を説得:自分の主張をしっかり固めておく
- 摩擦=真の和への通過点
- 摩擦を恐れる→自分の仕事をどんどん小さなものにする
- ホウレンソウ(報連相):相手のため、会社のため、自分の仕事を上手に進めるためにある
- 主張すべきこと:はっきりと口にだす
- ビジネスのルール:思ったことは口にだす、文書化して確認する
- 伝えようとする熱意がないと言葉は羅列にすぎない
- 自分が深く考え、納得していれば、相手の心に響く、力を持った言葉がでてくる
4.三つの目を持て
- 抽象的な言葉:100回繰り返しても現実は変わらない
- 自分自身が行動を開始:すべてが始まる、すべてが変わってくる
- ツイている人:自分の進んでいく方向にしっかりと目を向けている
- あるべき状態、ありたい姿に向けて、自分のもつもの、行動に目的をもたせる
- 経験は大切だが、そこからいかに学び取れることができるかが問われるところ
- ツキを呼ぶ人:自分からさまざまなことに挑戦している
- 本物のツキを呼べる人:より困難な道を選ぶ人
- 三つの目:①長い目(目先にとらわれない)、②広い目(多角的、全方位的に見る)、③深い目(本質を見る)
- 複雑な状態:一本の木の小枝や葉が繁っていて幹が見えにくい状態→丁寧に見て探っていけば幹にたどりつく
5.最後までやり遂げる「しつこさ」を持て
- 最後の詰めの甘さを克服:「しつこさ」を持つ
- 10回言ってだめなら50回でも100回でも言う
- 仕事:周囲に働きかけるもの=周囲に届くように自分のこころを熱くすること、人を動かすエネルギーをもつこと(熱心であるという姿勢)
- 目指すことを成就させたい→恐れず、「しつこさ」を武器に飛び込んでいくこと
- 「しつこさ」が人生にドラマを生みだす
- 毎日意識的に自らの目標を確認する
- なにか事をなしたとき:後始末をきちんとする(なぜ失敗したのかを学ぶ)
- 長期目標と短期目標で自分を勇気づけながら進んでいく
- なにかをめざすまなざしを獲得することが、積極的人生の始まり
- 自身を持つこと:すべての問題解決のスタート台
- 自分ではどうにもならないものに、原因を押し付けない→それらは原因ではなく条件
- すべて自分にふりかかることは、自分に原因があると割り切る→新しい勇気が生まれる
- 自信と持つための第一歩:すべて自分が原因なのだと引き受けること、次に自分に正直になること(過大評価、過小評価しない)
- 全身全霊:身体と心が一致している限り、力は涸渇しない、あふれてくる
- 新しい成功に向かって、自身を持って、「YES」と言い続ける
チャレンジすること、前に行動すること、それがないと何も始まらない。
拙くても良いから速くすること、素早い行動が大切。但し、用意(準備)は怠らない。
人や物事に原因を求めても何も解決しない。条件は条件として捉え、原因は自分にあると考える。そうすることで、工夫が生まれてくるし、失敗を成功へつなげることが可能となる。
プロフェッショナルとしての意識を持つ。
それには、三つの目(長い目、広い目、深い目)を持ち、積極的に取り組み、行動する。また、自分を客観視することも大切。そして、常に問題意識を持ってことにあたる。
自分の人生なのだから、原因を自分に求め、それを改善して行き、積極的に目標に進んでいく。
ハウルさん、いつもコメントありがとう御座います。
英語は、IT業界にいれば必須だと思いますが、自分は結構避けているところがあります。
また、子供に英語を勉強しているところを見せれば、子供は将来英語を好きになるということを聞いたことがあります。
いずれにしても、英語(洋書、ヒアリング)にも挑戦して行きましょう。